最近ファッションに関しての記事を書いてよくもまーこんないっぱいの記事数を書けてるなーと我ながら改めて思います。
男性の場合って女性と違って自由に着れる服装の場面ってかなり限りがあるので関心が他のジャンルに比べるとやや薄いのも事実です。
たかが服装っと言ってしまえばそれまでですからね。
一方でそのたかが服装で損をしてしまっているのでは?と感じる事もあります。
服装をちょっと変えるだけでその人の持っている良い部分が周囲に伝わり易くなるからです。
今日はそんな話をします。
オタクな趣味と服装のお客さん
僕は昔メンズの販売員として働いてた経験があるのですがそこで色々なお客さんと出会ってきました。
販売員をやっていると何回もリピーターとしてお店に来てくださる顧客が増えていきます。
顧客になって頂く為には接客だったりもっと言えば1人の人間としての魅力、人間力が必要になってきます。
やっぱりお客さんに信頼されるのが一番ですから。
だからお客さんに来店して頂いた際は、商品を買おうが買うまいがなるべく洋服以外でも色々な話をする様にしていました。
そして、その顧客の中の1人にとても印象深い人がいました。
その人はK君と言いまして、今で言うSEみたいな仕事をやっていて、メッチャPCやネットに詳しい人で格好は分かり易く言うと世間でいうオタクと呼ばれてる様な感じでした。
僕が販売員だった当時は今ほどインターネットの普及が一般的に進んでいなくネットを活用してる人は限られていました。
そして当時PC関連に詳しい人達は世間ではオタクというようなジャンルに分けられていました。
ホリエモンと呼ばれた頃の昔の堀江さんの様なイメージですかね・・・・
今はスマホがあるのでネットの活用は当たり前で、ネットに詳しい=オタク みたいな図式はピンとこないと思いますが当時はそんな図式でした。
で僕は好奇心旺盛なので、そういう自分の全く知らない分野に凄く興味がありました。
なんで僕はネットの話に興味津々でK君と服そっちのけでその話を聞いていました。
そんな感じなんですぐに顔見知りになりました。
最初はTシャツを買ってかれてそれをキッカケに話す様になっていきました。
Tシャツを購入してくれた以降は仕事の帰りとかにフラッとお店に顔出すみたいな感じでしたかね。
一応他の服とかも勧めたりしてたのですがあまり関心を示さなかったのでPc関連やネットの話をしてる方が多かったですね。
平日はそこまで忙しくないお店だったので、Tシャツ1枚でもフラッと店に着ただけの人もお買い上げに関係なくお客さんと話してる事は多かったですね。
ここでの会話は少しでもリピーター増やす為でもありますしK君もその中の1人でした。
てもある時から急にK君の服に対しての興味、関心が強くなりだし色々な服を買って頂ける用になりました。
理由を聞くと妹に『お兄のそのオタクっぽい格好どうにかしないといつまで経っても彼女出来ないよ』
とか言われたらしいです。
『妹さんキッツいスね~』とか言って笑ってたら一緒にその妹と買い物来た事あって焦りましたが。
更にその妹さんが可愛らしくてオシャレだったのでビックリしました。
そのお客さんに『赤ちゃんの時に橋の下で拾われたんじゃないっスか?』と思わず言ってしまうほど失礼ですが似てなかったです。
『よく似てないと言われます』と笑ってました。
それからちょくちょくお店に来てくれる様になって最初来た頃より見違えて変わってきました。
妹さんも『凄く変わった!』っと言って下さり、最終的には彼女が出来たとの報告も聞けたので担当としては嬉しい限りです。
過去のお客さんの話をして何が言いかと言いますと、その人の中身の部分の伝わり方に服装や外見も大いに関連してるんだなと。
改めて思いました。
オタクは服装、外見のイメージで損をしている
今だとフィギアとかアニメとかゲームとかの趣味がオタクの人達のカテゴリーなのですかね。
あんまり詳しくはないのですがアニメのコスプレなんかは世界的にも認められて好きで外国から来る人とかいますよね。
経済効果もかなり凄い規模と聞きます。
誤解して欲しくないのですがオタクの趣味が良いとか悪いという話をしてる訳ではありません。。
むしろ僕は、どんな趣味や特技にせよそれを深く追求してる人に人間的な個性や魅力を感じます。
逆に仕事でも服でも趣味でも何でも平均的な人にはあまり魅力を感じません。
話してても面白みに欠けるというか。
極端な話ですが、自分が死んだ時にこれだけは詳しかったなとか凄かったなとか語られる様に何かにこだわったり夢中になっていたい人なので。
ジャンルに関わらずそういう物を持ってる人と話すが好きなんですよね。
単純に自分が知らない事を深く知ってる人に話を聞きたいからです。
だからこの話に出てくるK君とも直ぐに仲良くなれました。
凄く深くその趣味をやっている人の話を聞けばそれだけ自分の知見も広がりますよね。
僕は凄くそれが楽しく感じます。
そしてその人物から話を聞く際、ほとんど外見とか服装は気になりません。
この考え方は今も変わらないです。
でも僕のような考え方の人は稀でやっぱり世の中の人の大半は最初に見る外見のイメージから中身を想像してしまうのですよね。
オタクの一般的なイメージは
内向的
コミュニケーション能力が低い
不潔な感じがする
暗い
排他的
とネガティブなイメージがあるみたいです。
この話に出てくる妹さんの言葉
『お兄のそのオタクっぽい格好どうにかしないといつまで経っても彼女出来ないよ』
はそれをよく現しています。
ただK君はその妹さんの言葉を素直に取り入れて変わっていきました。
といっても本来持ち合わせていた人に対しての優しさとか謙虚さは変わってません。
店員の僕に『アイス我慢して痩せましょう』とか失礼な事言われても笑いながら『そーですね~』とか返す人でしたから。
その人の本来持ってる良い部分が上手く周囲に伝わる様に変わったと言えます。
やっぱり格好だけ見て心のシャッター閉めちゃう人がいっぱいいますから。
外見のイメージだけで中身を決められてしまうのは凄く損です。
オタクは内向的とかコミュニケーション能力が低いとかありますが、逆に言えば穏やかで人付き合いが深く狭くの人とも言えますよね。
このK君だけでなく他に何人か似た感じのお客さんと話ましたがみんな謙虚で優しい方ばかりでした。
類は友を呼ぶと言いますが、僕自身販売員成り立ての頃にメッチャ見た目や服装に悩んでた頃があったので。
詳しくはコチラ⇒モテる男になりたくて大失敗したりメッチャ苦労して学んだ自分磨きのコツとは?
ちなみに僕は仲良くなったお客さんにはこのK君に対してのようにかなり馴れ馴れしく失礼に接してました。
その方がお互い肩の力を抜いて楽しく話せるし、そもそも本当に失礼に感じて楽しくなければお店に何回も足を運ぶとはないでしょうから。
この人はこれ位かな・・といったお客さんに対しての距離感は人によって変えてました。
あなたの良さはあなたが思ってる以上にあるハズです。
それに自分自身気付けないのは本来持っている良さが周囲に伝わりにくいからが要因の1つかもしれません。
自分が知らない自分の良さは他人から教わる物です。
さっきのリンクとは別にこんなデーターもありました。
オタクのイメージに変化?対極だった゛リア充゛と゛オタク゛が共存関係に
内容的には先程のイメージの逆であるポジティブなイメージ
個性的
その分野に精通してる
文化を支えている
が社会的にクローズアップされてきているという事です。
このポジティブな部分が出てきた背景には趣味などのジャンルの多様化と女性のオタクとそれを取り込んだからと書かれています。
賛否両論ですがリア充オタクなる人もいるらしいです。
最近増えている「オタク」で「リア充」ってどんな人?「恋人が美人」「リア充の飲み会に呼ばれる
これは服装とかに気を配ってその人の良さが周囲に伝わった好事例なのかなとも思います。
(ただのリア充だろ・・という意見もあるみたいですが・・)
冒頭でも言いましたがたかが服装ですがされど服装です。
自分の良い部分を周囲に伝わり易くなるツールとして活用すれば自分の内面や個性的な趣味もポジティブに受け止めてもらえるはずです。