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今回はブルゾンに関してです。
ブルゾンは一昨年位の秋冬から徐々に流行り始めましたが今年の春もその流れは継続されていきます。
ただ、今までの流れとは少し変わってくる部分もあるんでそれを交えてブルゾンのオシャレなコーディネートを解説していきます。
ブルゾンコーデを考える前にそもそもブルゾンって?
ブルゾン(〈フランス〉blouson)
裾をゴムやベルトで絞り、身頃をふくらませた活動的なジャケット。 コトバンク引用
うーん全く分かりません。
これじゃ何のことだかサッパリですね。
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今流行していて代表的なのがコチラのMA1です。
やっぱり画像が1番分かり易いですね。
似たような表現でジャンパーと呼ばれたりもします。
こちらは実は和製英語で諸説ありますがスキージャンプの選手が着ていたからだなどと言われています。
最近ではこのジャンパーは作業着的な物を指して使うが一般的になっています。
そりゃーそうですよね。
ジャンパーって響きが何となくオッサンぽい感じですから。
また、ゴルフで着用する『スィングトップ』とも呼ばれたりしますがコチラはブルゾンなどに比べるとシンプルなデザインが多いようです。
オシャレなルゾンコーデの前に説明 コーディネートの意味
これはいつの読んで下さっている方なら分かると思います。
ですが始めてブログに訪れた方もいらっしゃいますので簡単なご説明をします。
既に読んでる人はこの部分は飛ばしてもOKです。
コーディネートを上手くオシャレに見せるにはどういう服をどんな風に組み合わせるか考える必要があります。
この組み合わせ方をバランスを取るとも言います。
そしてこのバランス、大きく分けて2つに分けられる要素から成り立っています。
それがキレイめな要素とカジュアルな要素。
キレイめな要素は最近ではドレスの要素とも呼ばれています。
この2つの要素をコーデする洋服に当てはめていきます。
最終的に全ての要素をトータルで考えた時にキレイめ(ドレス)要素がカジュアル要素をやや上回るくらいがちょうど良いオシャレなバランスになります。
ブルゾンはアイテムで考えるとカジュアルな要素の物になります。
しかし、色や形を工夫すればカジュアルなアイテムだけどキレイめ(ドレス)っぽく見えるという事も出来ます。
黒のMA1はアイテムはカジュアルですが色はキレイめ(ドレス)の要素になります。
全体の組み合わせるアイテムもこういうふうに考えながらコーデするとバランス良いコーディネートになります。
オシャレなブルゾンコーデ スナップ解説
まずはコチラのダンディなおじ様です。
アイテムがMA1にスラックス、白のスニーカーにニット帽となっております。
MA1 スニーカー ニット帽はカジュアルな要素、スラックスはキレイめ(ドレス)要素のアイテムになっております。
ポイントは色で、全身、黒と白のモノトーンになっておりこれは全てキレイめ(ドレス)要素になります。
また、ブルゾンのシルエットはゆったりめでカジュアル要素ですが、パンツのシルエットは裾が細い形のスラックスなのでキレイめ要素になります。
カジュアルなアイテムを多く使っているので、色を全てキレイめ要素にしてバランスを取っています。
またカジュアルなブルゾンとカジュアルなスニーカーの間に履いているキレイめなスラックスのギャップもオシャレ。
MA1などのブルゾンはスラックスで合わせたりすると大人っぽくオシャレなコーディネートに見えます。
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こちらはスィングトップと呼ばれるブルゾンになります。
アイテムは、ブルゾン、デニム ブーツ がカジュアル要素でインナーのシャツがキレイめ(ドレス)要素の物になります。
色はブルゾンの赤はカジュアル、シャツの白、デニムの紺、ブーツの茶色はキレイめ(ドレス)要素
ポイントはシルエットでブルゾンが短めの丈で細い形になっています。
更にデニムもストレートで裾をロールアップしておりスッキリとした形になっています。
上半身が細身で下半身も細身のシルエットは゛Iライン゛と呼ばれるシルエットで体型をきれいにスッキリ見せてくれるコーデのバランスになります。
シルエットバランスに関してはコチラの記事に詳しく書いてあります。
⇒どんな体型でもOK!!ファッションで体型をカバー出来る3つの服と服の組み合わせとは?
なのでシルエットはキレイめ(ドレス)要素。
この場合カジュアルなブルゾンに赤というカジュアルな要素の色の組み合わせになります。
カジュアルなアイテムがカジュアルな色だとかなり印象もカジュアルになるので他のアイテムや色、シルエットで上手くバランスを取る必要があります。
この方は上手く他のアイテムの色を抑え、シルエットをキレイめ(ドレス)にする事でバランスの良いコーデに仕上げています。
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こちらはスタジャンですね。
ブルゾンは前がジップのタイプだけでなくボタンになっているスタジャンも同類になります。
この方はのアイテムはスタジャンはカジュアル要素ですがそれ以外のアイテムは全てカジュアルになります。
しかし色はシューズの茶色以外、全てカジュアルな要素の色になります。
シルエットは先ほどの方と同様で細身×細身のIラインシルエットでキレイめ(ドレス)要素
ポイントはキレイめなアイテムをカジュアルな色で見せるという事ですね。
スタジャンの配色もかなりカジュアルで全体的な色に関しての印象はカジュアルです。
でもキレイに大人っぽくまとまって見えるのは元々のアイテムがキレイめ(ドレス)要素のアイテムだから。
シャツもそうですし、このチノパンも色と素材を除けばスーツの下に履くスラックスの様なきれいな形になっています。
基本的にキレイめ(ドレス)要素はスーツ基準で考えるスーツに近い物になります。
また、細かい部分だとスタジャンとインナーのシャツの丈が同じ位の長さなのでこれもバランス良い重ね着の仕方になります。
重ね着に関してはコチラの記事に詳しく書いてあります。
⇒どんな重ね着がオシャレなの?メンズで服を重ね着する時のポイントとコツ
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最後はコチラ
アイテムはブルゾン インナーのカットソー、デニムはカジュアルな要素、シューズとハットがキレイめ(ドレス)要素
色はデニムのブルーはカジュアル要素、その他はモノトーンでキレイめ(ドレス)要素。
シルエットは上下細めのIラインでどちらもキレイめ(ドレス)要素
このコーデのポイントは小物。
シューズとハットですね。
この2つはスーツに合わせる事が出来る小物になります。
ハットはかぶり方を浅めにかぶってるのでカッチリした印象は薄いですが深くかぶれば印象がかなりキレイめ(ドレス)になります。
スーツで合わせられる小物というのはかなり高いキレイめ(ドレス)要素を持った物になります。
なので全体がカジュアル要素多めでも合わせてコーディネートするだけでバランスが良くなったりします。
このコーデは色もモノトーンでキレイめ(ドレス)要素になります。
なのでカジュアルなアイテムばかりですが、見た目の印象はそれ程カジュアルな印象にもなりません。
カジュアルなブルゾンコーデにハットやドレスシューズはバランスを取る意味で相性が良いと言えます。
今春オススメのブルゾン
さてここまでコーディネート解説しましたがついでに今春きそうなブルゾンをご紹介します。
まずはコチラ
デニムのノーカラーブルゾン
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これはMA1よりもスッキリした印象のデザインになっていて取り入れやすいアイテムです。
ノーカラーとは襟が無いという意味です。
去年の春夏から出ていたデザインでノーカラーのジャケットなどもあります。
色々なノーカラーのブルゾンの中でもデニム素材をオススメするのはトレンドがまだ継続している感があるからです。
こちらは2016年のプレタブランドのコレクションになります。
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Givenchy ジバンシィー
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VALENTINO ヴァレンティノ
コレクションに登場するアイテムや色、素材、デザイン、シルエットはそのシーズンの指標にもなります。
これらのブランド以外でもデニム素材を使ったジャケットやブルゾンが見られたので今春もデニム素材のトレンドは継続されるでしょう。
Gジャンに近い感覚でコーディネートすると良いですね。
スカジャン
これが注目されているトレンドアイテムのスカジャンです。
ポイントは素材と刺繍ですね。
素材はサテンと呼ばれる光沢のあるテロテロした触り心地の物になります。
本来この生地は上品なエレガントな印象になります。
が刺繍が入るので合わさるとかなりカジュアルな印象にもなります。
ただ30歳以上にもなると流石にこの刺繍はキツイので刺繍無しの物とかなら取り入れ易いかもですね。
素材感だけだったら上品なのでコーディネート次第ではかなりオシャレに見えますから。
同じくコレクションから
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Saint Laurent サンローラン
古着屋の兄ちゃんじゃありません。
パリのコレクションショーになります。
これは強烈ですよね。
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同じくサンローラン。
こういうデザインなら30代の方でもギリ行けそ〜ですかね。
ただこのままだとかなりカジュアルなので少しコーディネートの工夫は必要ですね。
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最後はコチラ日本人が1番大好きなブランド LOUIS VUITTON ルイ ヴィトン。
ビックリですよね。
あのルイ ヴィトンがスカジャンですよ。
ヴィトンのショーではかなりこのスカジャンが多く提案されていました。
スカジャンに関してそれ程多く流行る事は無いというのが僕の予想ではありますが、無地で光沢のあるタイプは結構合わせやすいので取り入れる人は出てくる気がします。
こういうヤツとかです。
photo by >www.mbok.jp
これなら行けそうですね。
おわっ!気がついたらかなり長くなってました。
なので今日はここまで。
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⇒大人のオシャレなコーディネートに関する仕組み、仕方 記事 一覧