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今日お話する内容はファッションの着こなしとかオシャレな服とかを語る前にすべき話でした。
まず最初にそれをお詫びします。
と言うのも自分の中では、皆さんそれを持っているという定でお話していた所があり気が付けませんでした。
なので今回はファッションを考える前に用意して貰うものとその活用法に付いてお話します。
ファッションセンスとは・・
そもそもファッションセンスってなんぞや？というお話をします。
ファッションセンス、センスが良いって耳にする事があります。
こう聞くとその人が持って生まれた才能の様に感じる人もいますが全くもって違います。
センス
Wikipedia引用
調べるとこいう意味になっていますね。
感覚や感性ってなんやねん。
抽象的すぎて分からん。
ファッションの感覚というのは自分ではなく相手が評価する物です。
『あの人、ファッションセンスイイよねー』と人に言われる物であり
『僕はファッションセンスイイよねー』という人はただ自画自賛してるだけです。
ぱっと見の見てくれが全てですから。
つまりここでいう感覚とは相手にどう見られているか？というのを自分で把握するという事。
要は自分の服装を他人の目線で見れるという感覚。
自分の服装をどれ位客観視出来るか？という事。
当然そんな感覚生まれ持っての才能ではありません。
服を着ながら生まれた子供とか聞いたことがありませんし。
他人の目線で服を着れる人は色々な服を着てきた経験と比較があるからです。
レシピの無い料理のような物です。
全くの料理未経験者がレシピ無しでカレーを作る事を想像して下さい。
１回目は間違いなく失敗。
出来上がったカレーは食えた物じゃない。
でも２回目は１回目の経験を活かして料理の段取りを変えてみます。
３回目は料理の食材を変えます。
こうやって経験して、それを比較し修正を加えながらレシピ無しでも美味しいカレーが出来る様になります。
ファッションセンスが良いという人はその裏で山ほど失敗しています。
これ間違いないです。
僕も若い頃はイタイ格好をしながら平気で街を歩いていました。
そうやって経験値を積み重ねた人が自分を客観的に見れる様になっていきます。
じゃあファッションセンスを身に付ける為にはイタイ失敗を繰り返さなければならないのか？
と言うとそーではありません。
今のはレシピ無しで料理しちゃってる人なので、レシピを見ながら料理すれば初心者でも食べられるカレーは十分に作れます。
今までのファッション業界の場合、このレシピが殆ど存在しませんでした。
例えば、今もそうですがファッション誌やネットではレシピではなく完成した料理が載せられています。
みんなその完成された料理を見て自分なりに解釈して同様の料理を作っていたのです。
まー難しいし失敗しますよ。
解釈の仕方はやっぱり経験値が物を言いますから。
なんでこのブログなんかは料理よりもレシピの方を中心とした記事として載せています。
レシピが分かれば食材選びも失敗がなくなります。
カレーのレシピが分かれば材料次第でポークカレーも作れますしシーフードカレーも作れます。
ファッションも同様です。
ファッションセンスを身に付けるアイテム
毎度の事話がだいぶ逸れてすみません。
要は客観的に見る事とが重要でそれには比較しながら考える事が必要という事です。
その為のアイテムが姿見です。
これです。
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全身が映る鏡です。
自分の足元から頭まですべてが見れる物です。
これに映る自分が他人から見た自分です。
値段はピンキリですが高い物を買う必要はありません。
ニトリなどのホームセンターに行けば売られていますしネットの通販とかでも十分です。
ただネットの場合実物が見れないので高さ何センチなどはしっかりと把握した上で注文する事をオススメします。
ではこれをどう活用すれば良いか具体的に説明していきます。
１ 靴を履いた姿で見る
前に期間限定で全身のコーディネートのQ&A画像を募集した時に靴も履いて写したほうが良いですか？っという質問を頂きました。
靴を含めた全身コーディネートなのでお願いします。
とお答えしましたが、鏡が室内にあるからですかね？
外出時には靴は履いている物ですし、周囲の人と接する場面は殆どが外に出ている状況になりますので必須です。
あと非常に重要な事ですが靴は全身の印象を変える位強い印象と存在感になります。
オシャレは足元からの格言は嘘ではありません。
なので室内の場合は床にチラシか新聞紙を敷いて靴込みで全身のコーディネートを見てください。
２ 比較する
これが活用法ではメインに伝えたかった事です。
とにかく比べて考えるを意識をして下さい。
手持ちの洋服とかでも組み合わせによって全身の見え方が違って見えたりします。
その見え方の違いを比べてみるのです。
『この上着にはジーンズ』などと決められたコーディネートだけでなく、ちょっと着てなかったパンツなども合わせて見てください。
その２つを比較して『やっぱりジーンズかな』でも良いです。
『着てなかったのは何となく古臭い感じ』という様な考えや感覚が重要です。
更に新しい服を購入した時も同様に色々な組み合わせで比較しながら考えていきます。
そうすると『このパンツはやっぱり今まで持ってる物の中で一番細く見える』とか
『このパンツなら、コレとこの上着にも合う』など色々な事が出てきます。
そうする事で『新しく買ったパンツは自分が持ってる服で一番細く見える』という客観的な視点が持てる様になります。
姿見を使って比較して考えなければこういう視点を持つ事は出来ません。
こうやって客観的な視点が身に付く様になっていきます。
３ 真似をする
これは応用的な話なのである程度洋服に慣れた人向けの話になります。
僕は今もたまにやるのですが、スナップ写真や画像を見て『オシャレだこの人！！』と思ったら真似できないか考えます。
そうですよ。パクリですよ。
自分の持ってる服で同じ様な形やデザインの物、同じ様な色、などを組み合わせて鏡でチェックします。
チェックとは頭に描いたそのパクった自分の全身コーディネートのイメージと実際に見た時の差です。
これも比較になります。
やると分かりますが頭のイメージと実際が違っていると言うのも結構あります。
そこからは大体『いやこれならイケルっしょ』みたいに違う服を持ち出してファッションショーみたいな物が始まります(笑)
僕は人のコーディネートを真似たりパクったりする事は良い事だと考えています。
真似をする事と、同じ服を着るという事は似てるようで全く別物です。
前者は真似をする為に考える事が必要になります。
後者は何も考える必要ありません。
真似をする事で色々考える事は自分の服装を客観的に見れるトレーニングにもなります。
僕は学生の頃はサッカーやってましてよく『上手いヤツや先輩のプレーを盗め』って言われてました。
真似するとかパクると同じ様な意味です。
で、やっぱりサッカーもそうですがスポーツ全般で同じプレーって不可能なんですよ。
その瞬間のその状況というのはその時だけで、相手DFが全く同じ位置にいる状況の再現は確率的にゼロに近い数字になります。
だから真似なんですね。
じゃあプレーを真似たりパクったり出来るか？ってそんな甘く簡単なもんじゃないです。
全く同じ状況は無くても、似たような状況はある訳でまずそれがどの瞬間なのか考える事が難しい。
更にそこから自分の技術や相手とのタイミングなどが出てきます。
オリジナルに近いプレーを真似するというのは凄く難易度が高いのです。
これはファッションも同じ。
スナップに載ってる人はセンスがよくオシャレだと判断されて載っている訳で。
それに近いコーディネートが出来る様になれば、それはやはりセンスが良くオシャレなコーデと捉えられる可能性が高まりますから。
近いコーディネートを組む為の服選びは思ってる以上に難易度高いですから。
スナップに載っている本人のキャラでそのコーデがオシャレに見えるというパターンもありますけどね・・・
でもそれはそれでコレは違うなという学びになりますから。
オリジナルに近づけるという事はそれだけでファッションセンスの上達を意味します。
真似することは何も無いところからコーデを考えるよりは客観的な視点は磨かれていくハズです。
まずは客観的に自分を見る事から
色々長くなってしまったのでまとめます。
ファッションセンスは持って生まれた才能でも何でもなく洋服を着る経験から比較を繰り返して学んだ客観的な視点。
客観的な視点を持つ為に姿見を使って比較しながら考えていく。
こんな所ですね。
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元アパレルorスタイリスト。今はとある企業のwebディレクター。