今回は第一印象と見た目の話です。
僕は長年ファッションに関わる仕事をやっているので外に出る時の外見や身だしなみは当たり前の様にチェックする習慣があります。
これは接客業の方も同様で接するお客さんを不快にさせないというサービスの1つでもあるからです。
実はこの外見、見た目が超重要な場面があなたの周囲にも必ずあります。
接客業などとは関係無しに。
もうお気付きでしょうが、その超重要な場面とは初対面の人と初めて会う状況です。
今回はその第一印象が何故超重要なのか?と
良い第一印象の与え方のコツなどをお話します。
第一印象 見た目が超重要な理由
『初頭効果』という言葉があります。
これは第一印象がその後の印象や評価を決めてしまう事です。
これは分かり易く言うと相手が自分に対してフィルターをかけてしまうという事です。
フィルターは相手の捉え方を指します。
例えば相手に良い印象を与えた場合、相手は自分に対して良いフィルターがかかります。
そうすると相手に対する態度や言葉もフィルターを通してポジティブに受け止められます。
逆もしかりで悪い印象の場合は、悪い捉え方になるフィルターがかかってしまうという事です。
このかかったフィルターはその後の両者の関係性を左右する物になります。
例えば一緒に食事をしてる人に対して
『美味しそうに食べますね。』
と言ったとします。
良いフィルターの場合は
(誉められて嬉しい)
と良い捉え方になります。
しかし悪いフィルターの場合
(食い意地張ってる様に見られてるの?)
などと悪い様に捉えられてしまいます。
極端な例でしたが、フィルターによっては自分の意図とは違う解釈をされてしまう可能性があります。
この『初頭効果』はビジネスシーン、就活の面接、合コン、婚活パーティー、などあらゆる初対面の場面で言える事になります。
第一印象、見た目の法則
心理学の中にメラビアンの法則という物があります。
有名なのでご存知の人も多いかと。
この法則は初対面の人に会った時の印象を決定づける要素とその割合の事です。
その要素と割合が
見た目、表情、しぐさ…55%
声…38%
言葉や話の内容…7%
になります。
初対面の人に何を話したら良いか分からないという様な悩みを持つ方も多いですが
話の内容はあまり関係ありません という事がこの法則から読み取れます。
人は自分が思ってる程相手の話など聞いてません。
試しに周囲の誰かに1分程何かの話題で話てみて下さい。
その後相手に自分が話した内容を1分間復唱して貰って下さい。
話の内容にもよりますが雑談程度ならほとんど正確ではないでしょう。
このメラビアンの法則も先程同様にビジネスシーン、就活の面接、合コン、婚活パーティーなどのシチュエーションに当てはまります。
重要なのは外見や身だしなみ、表情やしぐさ、声などという事です。
その印象次第で
ビジネスシーンであればその後の取引に
就活面接の場合は次の第2次、第3次面接に
合コン、婚活パーティーの場合はデートに
繋がるかどうかになります。
話の内容は繋がった後です。
第一印象 見た目 を決める3つの要素
ここからはメラビアンの法則にあった3つの要素を個別に解説しておきます。
1 見た目、表情、しぐさ
見た目は文字どおり外見になります。
大きく分けて 顔 髪型 服装 の3つになります。
顔
顔はこれを言っては元も子もないのですが美人、イケメンはそれだけで良い印象を与えます。
心理学でいうハロー効果という物です。
人物や物事を評価するとき、目立ってすぐれた、あるいは劣った特徴があると、その人物や物事のすべてをすぐれている、あるいは劣っている、と見なす傾向。後光効果。
ただ顔の作りだけが印象を左右する訳ではありません。
顔のチェックポイントとしては肌、髭や眉毛、鼻毛 歯、歯並び、ニキビ、など清潔にしているか?
清潔感があるか?になります。
清潔感とは清潔に見えるという事で実際に清潔であるのとは別の考え方です。
具体的に言うと、髭や眉毛、鼻毛などの手入れをして相手が整えている様に見えているか?になります。
整えていても相手が清潔に見えなければそれは清潔感ではありません。
この辺りは鏡を見て自分を客観視する必要があります。
顔立ちは整形をしなければ変えられませんが他のチエックポイントは意識すれば向上させられる事は出来ます。
髪型
これも基本的には清潔感のある物になります。
髪型でいう清潔感も前項同様に整えられて見えるか?になります。
ワックスなどの整髪料はビジネスシーンでも当たり前になってきています。
なので定期的に美容室に行ったりワックスを使ったりして整えられて見える状態が清潔感になります。
余談ですが大人の男は短髪が清潔感あるという事をよく聞きます。
間違いないのですが、あれは短髪が良いのではなく短髪が整られて見えるという事です。
また、髪が長くなるにつれ整え方にも客観性が求められ清潔感の難易度が上がります。
自分本位のロン毛は不潔ですら。
そう意味合いも込めての短髪が間違いないという事です。
服装
服装で一番重要なのがTPOと呼ばれる場面や状況に適したチョイスになります。
ただ、これも基本的には清潔感で間違いありません。
というのも髪型以上に服装は自分を客観視する事が必要になってくるからです。
服装は好みも個人差あるので自分が良いと思っている物が必ずしも相手に取ってイコールではありません。
特に初対面は相手の情報が全く無いので自分好みの服装は相手に与える印象としては非常にリスクがあります。
なので必然的に清潔感ある服装になるのです。
ビジネスシーンではシワや汚れなどのないスーツを
普段の私服はシンプルで大人っぽく見える服装が良いです。
大人っぽい服装に関してはコチラにも詳しく書いています。
大人のオシャレなコーディネートに関する仕組み、仕方 記事 一覧
服装は難しく思えるかもしれませんが男性の社会人の場合、無頓着な人の割合の方が全体としては多いので少し気を配る程度でも全然違って見えてきます。
表情、しぐさ
表情、これは笑顔になります。
美人やイケメン関係なく笑顔は相手に良い印象を与える物になります。
また視線も重要で相手の目をみてしっかりと話す事で自信を持っている、信頼出来るなどの印象を与えられます。
相手の目を見て話すのが苦手な人は相手の首元や目と目の間の眉間の部分を意識して見ると目を合わせているように見えます。
しぐさは身振り手振り。
これは英語が分からない人が外人に対して身振り手振りで何かを伝えようとしているシーンをイメージして下さい。
何かを伝えようとする想いが強いとそれに比例して身振り手振りも大きくなります。
伝える内容にもよりますが相手に残り易い印象になります。
後は姿勢。
背筋を真っ直ぐに胸を張っている事でやはり自信があるような印象になります。
2 声
声は大きさ、トーン話すスピード抑揚などになります。
初対面で意識すべきなのは声の大きさと話すスピードの2点。
大きさは大きければ相手に自信があるような印象を与えられます。
声のスピードはゆっくりがベスト。
ゆっくりと話をする事で相手に安心感を与える事が出来ます。
3 話の内容
話の内容を考える場合は初対面の相手とどの位の時間話をするのか?によります。
よく聞き手に回ると良いと言われていますが相手との時間が短い場合、尋問の様な印象を与えかねません。
聞き手に回る場合は1対1で質問に対しての答えが膨らませられるような1~2時間程度の時間は必要でしょう。
初対面で話の内容を意識するのであれば伝えたい事を1つに絞って話す事。
初対面の場合は相手の見るポイントが話の内容以外の部分になるのでまずはそこに意識を注力すべきです。
そして相手がその様な状態なので伝えたい内容が複数あっても伝わりません。
まずはポイントを1つに絞って話してみましょう。
まとめ
第一印象で与えた印象は相手にフィルターを掛けその後の関係性に大きく影響する
メラビアンの法則では相手に与える印象の要素が見た目と表情、しぐさが9割。
初対面では話の内容は重要ではない。
とにかく初対面の相手に会うという場合は見た目と表情、しぐさに注力せよ。
今日は以上です。
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