前回の記事では半分くらい自分の言いたい事だけ言って終わった感がありまして、申し訳なかったので直ぐに次の記事を挙げました。
今回はちゃんとお役に立てる話になってますので最後までお付き合い下さい。
ファッションもそうですが、髪型って結局評価するのは他人です。
どれだけ自分が似合うだろうと考えてても他人が似合わないと感じたらそれまで。
では似合う髪型とはどんなふうに考えていけば良いのか?
今回はそんな話です。
似合う髪型は似合わない髪型を考える事
仮にあなたは髪型を変えようと考えてたとします。
その時、友人や知人に『じゃあ~さんの似合いそうな髪型ってどんな髪型なの?』と聞かれた時に、即答出来るでしょうか?
おそらく大半の人が即答出来ないでしょう。
この問いに即答出来る人は、前にその髪型だったか、そーと自分に自信がある人のどちらかです。
では『似合わないと思う髪型は?』ならどうでしょうか?
これなら答え易いですよね。
明確にこの髪型!って感じじゃなくても、こんなのは似合わなさそーだなとかは何となく分かるかと。
基本的に多くの人は変化に対してネガティブに考える傾向があります。
職場で部署の異動を命じられたり、住み慣れた町から違う土地に引っ越す時なんかは誰しも不安が過るものです。
なので逆説的ですが似合う髪型は似合わない髪型から考えていった方が考え易いのです。
なのでここでの髪型の考え方は、似合わない髪型を除外していって残った髪型から考えていく消去法になります。
では似合わない髪型を具体的に考えていきましょう。
例えば、今は少なくなっているロン毛。
これは分かり易いかと思います。
このロン毛が似合う人というのはかなり限られてきます。
ではそれが似合う人と似合わない人の違いは何でしょうか?
そうです。
顔です。
顔の作り、顔立ちの違いです。
顔立ちがイケメンだからではありませんよ。
そう言われればそうなのですが、そうすると話はここで終わってしまいます。
もう少し具体的に顔の作りを説明すると、顔立ちが中性的な作りの人はロン毛が似合います。
そして髪の長さ。
髪の毛は長くなれば、その印象はフェミニン(女性らしい)になります。
長い髪の毛の人の後ろ姿で、女性だと思ってその人が振り返ったら男性だったなんて事ありませんか?
それは髪の毛の長さが女性のイメージを連想させるからです。
逆に顔立ちがゴツい男っぽい人がロン毛にすると違和感があり、コントのかつらのような感じになってしまいます。
顔の作りが男っぽいのに髪の毛の長さは女性らしいって変ですよね。
これは髪型と顔の作りがミスマッチなので、このような違和感が出てきてしまうのです。
このミスマッチが似合わない髪型になります。
ミスマッチとはバランスの悪さです。
このバランスを考える事でより具体的に似合わない髪型が分かってきます。
髪型がイマイチで野暮ったい印象の人の原因は、このバランスの悪さになります。
では、バランスとは具体的にどんな事なのでしょうか?
それをもう少し深く掘り下げていきます。
顔の印象を決める3つの要素
他人がパッと顔を見たときに、印象を決める要素は3つあります。
1つが先ほども言った顔の作り。
2つめが肌。
3つめが髪型になります。
バランスとは、この3つの要素の事になります。
似合わない髪型は、この3つの要素を合わせて考えた時にバランスが悪いものになります。
逆に似合う髪型はこの3つのバランスが良いものになります。
では、3つの要素をもう少し詳しく説明していきます。
1 顔の作り
顔の作りの場合、イケメンとかフツメン、ブサメン のような表現の仕方があります。
先ほども、言いましたがこれだと抽象的すぎて話が終わってしまいます。
もう少し具体的に顔の作り、というか顔の特徴を考えると4つ挙げる事ができます。
幼児的顔特徴(子供っぽさ 若さ)
成熟的顔特徴(大人っぽさ 老けてる)
男性的顔特徴
女性的顔特徴
の4つになります。
人間の顔立ちは、この4つの特徴に分けて考える事が出来ます。
それぞれ、目、鼻、口など顔を形成するパーツの大きさや位置によってこのような印象が決まってくるのです。
自分の顔パーツが、どの特徴に多く当てはまるか?で自分の顔の印象が客観的に分かるようになります。
この特徴と合わせて、後に記載する肌と髪型のバランスを考えていくのです。
先ほどの例で言うと、男性的顔特徴が多い人は髪の長さが長いロン毛が似合わないという事です。
2 肌
肌とは文字通り顔の肌です。
肌は歳を重ねる毎に老化していきます。
老化とはシワやシミの事です。
このシワやシミが顔の印象を変えていくのです。
女性が肌のお手入れに気を使うのは、肌の状態が顔の印象を大きく左右するからです。
肌のシワやシミが無ければ、健康的で若く美しく見られます。
そして、この肌の変化で印象が変化するのは男でも同じです。
ロン毛が似合う人でも、おじいちゃんの年齢まで同じ髪型で似合う人は本当に稀です。
それは肌が劣化して、シワやシミが増え顔立ちの印象が変化したからなのです。
なので、肌の現状も顔の作りと髪型合わせて考える要素になります。
同じ髪型でも年を重ねると似合わなくなるのは肌が老化して顔の印象が変わりバランスが悪くなったからです。
3 髪型
最後に髪型です。
髪型は主に3つの要素に分けられます。
髪の長さ(レングス)
髪質
シルエット デザイン
髪の長さは先ほどの例にもありましたが、長くなればなるほどフェミニン(女性らしい)印象になっていきます。
髪質は先天的な物と後天的な2つに分けられます。
先天的とはその人の生まれつきの髪質になります。
これは個々で個人差があります。
主に真っ直ぐな直毛、ゆるやかなウェーブがかかったくせ毛、かなり細かいウェーブの波状毛(天然パーマ)の3つに分けられます。
後天的な物とは髪の毛を染めて色を入れたり、パーマをかけて髪にウェーブを付けたりなど人工的に美容室などで行った髪質の事です。
ワックスや整髪料などでの髪の毛にツヤやウェーブが付く事も後天的な髪質になります。
シルエットは髪の毛の長さと量(ボリューム)をカットによって調節し、仕上がった髪型の輪郭。
デザインはカットされた髪にワックスなどの整髪料を付けスタイリングされ仕上がった物です。
顔の作りは整形をしない限り変えられません。
肌は基本的には歳を重ねると劣化していく物です。
肌に関してはその手入れ次第で劣化具合に個人差がありますが。
この2つの要素は変えるのに時間や手間がかかり現状からすぐに変えられません。
対して髪型は長さ、質(後天的な物)、シルエット、デザイン などは工夫すればいくらでも変える事が出来ます。
似合わない髪型は、自分の顔の作りと肌の現状を把握して、それに合わないミスマッチな物を考える事です。
それによって自分にマッチする似合う髪型が分かるという事なのです。
顔の作りは生まれつきのもので整形でもしない限り簡単に変える事は出来ません。
しかし、髪型を変える事は整形に比べれば遥かに難易度が低くなり変える事は容易になります。
そして髪型も顔の一部です。
先程も言いましたが、顔が野暮ったく見える一番の原因は顔と髪型のバランスが悪いからです。
このバランスを考えるだけで自分の顔は遥かに垢抜けて洗練されたものになっていきます。
次回からは、このバランスをもう少し詳しくお話していきますのでお楽しみに。
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