髪型で鏡を見るときに一番最初に見るのが前髪です。
そして、これは周囲の他人も同様です。
前髪はそのデザインによって顔の印象を180°変えるといっても過言ではありません。
前髪を切りすぎて失敗した・・とか、逆に前髪のデザインを変えて印象が良くなったという話はよくある話です。
じゃあ何故前髪一つでそんなに印象が変わるんでしょうか?
今回はそんな前髪の印象の話です。
前髪と顔の作りと年齢
さて前髪が人に与える印象はどんな印象でしょうか?
例えばこんな事ありませんか?
美容室で髪の毛を切った次の日に知人や友人から一言。
『髪切ったんだ。何か若くなったね。』
僕は過去に何回か言われた事があります。
正直僕はそう言われると
若くなったね・・って何?
誉めてんだか貶してるんだかよく分からん・・
って心の中で思ってて(もちろん口には出しません)何となく髪の長さが短くなったからサッパリしたのかな?くらいにに思ってました。
このような若くなったね的な印象になる一番の要因が前髪なのです。
では何故若い印象になってしまうのでしょうか?
それには若さと顔の作りについて説明する必要があります。
まずはそちらから説明していきます。
顔が童顔と呼ばれ年齢のわりに若く見える顔の特徴の人がいます。
この童顔は顔の作りが若く見える要因なのです。
若く見える顔の作りってどんな作り?とツッコみを入れてられる前に説明しますね。
これは人が一番若い頃の顔が基準になります。
それが赤ちゃんです。
生後間もない赤ちゃんの顔の作りの特徴こそが若く見える童顔の顔の作りなのです。
赤ちゃんの顔の作りを簡単に説明すると
目が大きい
鼻が小さい
口が小さい
オデコが広い
顔の輪郭が丸い
などが挙げられます。
赤ちゃんがこのような顔の作りなのは成長が未発達の為です。
ここから顔の作りが成長に伴い変化していくのです。
具体的に、顔が下方向に発達していくので鼻や口が大きくなり顎が形成されて顔の輪郭が変わってきます。
そして、顔の輪郭が形成されていくとオデコも狭くなってきます。
赤ちゃんの目が大きく見えるのは、成長が未発達の段階なので目が顔の中央部分の位置にあるからです。
成長して顔の作りを形成していく流れはどんな人でも共通です。
しかし、流れは一緒でも一人一人の顔のパーツの大きさなどは個人差があります。
童顔の人は、大人になって顔の作りが成熟してもその顔の作りに赤ちゃんの特徴と重なる部分がある人なのです。
具体的な特徴としては、顔のパーツ部分で目が大きいとか顔の輪郭が丸いとか鼻や口が小さいなどが挙げられます。
童顔の人が、大人でありながら年齢よりも若く見られるのはこのような顔パーツの特徴があるからなのです。
では若く見える顔の作りと前髪はどう関係してるのか?
これは前髪の長さにあります。
造形学的な考えですが、前髪の長さによって顔全体に対しての目の位置が変わって見えるのです。
前髪の長さが眉毛にかかるか、それ以上の長さの場合、目の位置は顔全体の高い位置に見えます。
これはオデコが隠れて見えなくなるからです。
更にオデコが見えなくなるので、実際のオデコの面積の大小関係なくオデコが狭く見えるのです。
オデコの狭い場合の顔の印象は大人っぽさ、成熟されてるといった印象になります。
逆に前髪の長さがオデコの半分くらいの長さやそれより短めの場合、目の位置は顔の中央にあるように見えます。
この場合が若く見えるとか子供っぽいといった印象になるのです。
この目の位置が、先ほど話をした赤ちゃんの顔特徴と重なるからです。
更に前髪が中途半端にオデコにかかっていると、実際のオデコの面積の大小に関係なくオデコを広く見せる錯覚になってしまうのです。
オデコの広さも赤ちゃんの顔特徴にあるもので当然印象が若く幼い印象になります。
結論として、前髪の長さが短いと顔の印象が若く見えるたり子供っぽく見えるという事になります。
バランスが良い前髪のデザインとは
実はこの若く見える前髪の長さが大きな落とし穴になります。
『じゃあ若く見せるには前髪を短くすれば』と、安易に前髪を切ったとしてもそれが似合う髪型とは限りません。
その人本来の顔の作りによってはかなりバランスの悪い髪型になる可能性大なのです。
40、50大人が前髪がオデコの真ん中くらい長さにするのは違和感しかありません。
極端に言うと顔の作りが成熟した大人なのに、髪型(前髪)だけ若くしてるという印象です。
いわゆる
とっつぁん坊や
です。…若い人はあんま知らないか…
これははっきりいってダサい。
若作りってヤツです。
分かりやすく年齢の高い人を引き合いにしましたが、基準は顔の作りであって年齢ではありません。
先ほど童顔の説明をしましたが、逆もまた然りで年齢の割に顔が大人ぽっい人や成熟された人もいます。
なので、自分の顔の作りがどんな作りなのか?を把握する必要があります。
ちなみに顔の作りに関してこちらの記事に詳しく書いてるので合わせて読んでみて下さい。
ただしイケメンに限らない?!誰でもちょっとの工夫で別人!!正しい顔と髪型の考え方とは
この前髪が短い、というか中途半端な長さの髪型が似合うのはイケメンくらいです。
というのもこの前髪が短いデザインの髪型は顔の作りがより強調される髪型だからです。
顔の印象は顔の作りと髪型セットで考えます。
そして、髪型は顔の作りをカバーする事で全体の顔の印象を良くみせる事が出来るのものなのです。
しかし、顔の作りが全面に出てしまう髪型の場合はその顔の作り自体がモデルのように整った作りでない限り顔の印象は良くなりません。
では、前髪はどーすれば良いのでしょうか?
心配ありません。
どんな顔の作りでも前髪のデザインを工夫すれば驚く程印象を変える事は出来ます。
その工夫は3つ程方法があります。
1 前髪の長さを長くする
2 前髪を立ち上げてアップバングしオデコを見せる。
3 前髪を短くしサイドに流してなるべくオデコにかからないようにする
とにかく中途半端にオデコに前髪がかかると顔全体に対して目の位置が中央に見えるのでそれは避けたいです。
更に 1前髪の長さを長くする を行う場合は、必然的に髪型全体の髪の長さも長くなります。
この場合、自分の顔の作りに対して髪の長さが適切なバランスかも考える必要があります。
そもそも、顔の作りや顔の形に対して髪の長さが適切な長さでなければ前髪を長くしたところで似合わないからです。
この場合、髪の長さが短めの方が顔の作りとバランスが良い場合は前髪を立ち上げてアップバングにするかサイドに流すかがベストです。
前髪は顔の印象を左右する超重要な部分です。
少しの工夫で顔の印象が全く変わってきます。
なのでこれを機に少し前髪の長さやデザインを考えてみて下さい!!
ヘアスタイル関する記事はこちらでまとめてご覧になれます