前回、オシャレなファッションはスーツを軸にというお話しをきました。
前回の記事を読んでない人は是非読んで下さいね
⇒ファッション初心者でも簡単&素早くマスター!!メンズファッションでオシャレに見せる基本的な考え方
今回はその続きでもう少し深い内容をお話しします。
オシャレなメンズコーディネートの基本となる2つのファッション
前回はコーディネートの服は大きく分けて2つの種類があると言いました。
キレイめな服とカジュアルな服。
コーディネートはこの2つの種類の服のバランスが重要という事も言いましたね。
ただ、2つの種類のバランスと言われてもその服がキレイめなのか?カジュアルなのか?見分けがつかなければバランスも何もありませんよね。
なのでキレイめとカジュアルの簡単な見分け方を説明していきます。
見分け方は色々な方法がありますがここでは一番簡単な方法をご紹介します。
それはキレイめな服の見分け方でありスーツと照らし合わせながら見分けるという方法です。
キレイめな服とはスーツに近い要素がある服なので、その要素をポイントにして見分けたい服と比べるとそれがキレイめなのかカジュアルなのか?が簡単に分かるのです。
ポイントとなる要素は4つあります。
1 アイテム
2 シルエット デザイン
3 色 柄
4 素材
この4つのポイントをと比較しながら考えていきます。
では1つずつ解説していきます。
1 アイテム
アイテムとはテーラードジャケットやGジャンといったその服その物の事です。
見分け方はスーツの要素のアイテムを考えて、比較すると分かります。
スーツの要素のアイテムとはこちらです。
例えばMA1がキレイめかカジュアルか考えてみましょう。
MA1とはこちらの服です。
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まずMA1はトップスであり上着になります。
これをスーツの要素であるアイテムのトップスと比較します。
スーツの要素のトップスはテーラードジャケットです。
なのでGジャンはキレイめではなくカジュアルなアイテムという事になります。
ではこちらのカーゴパンツはどうでしょうか?
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こちらはボトムでパンツになります。
スーツの要素のパンツはスラックスです。
なので比較するとカーゴパンツはカジュアルなアイテムという事が分かります。
アイテムの場合は上の図の4つのアイテム(テーラードジャケット シャツ スラックス 革靴)がキレイめと考えるのが簡単です。
2 シルエット デザイン
これはどのように考えるのか?
これも1と同じでスーツの要素と比較して考えると分かり易いです。
スーツのシルエットやデザインを思い浮かべて下さい。
メンズのスーツは体型をすっきりスリムに見えるように設計されています。
形がダボダボなスーツなど見た事ありませんよね。
なのでシルエットで考えた時細身の物がキレイめであり、ゆったりめはカジュアルになります。
こちらをご覧下さい。
photo by item.rakuten.co.jp
HIP-HOPのファッションです。
全体がかなりゆったりなのが分かります。
これがカジュアルなシルエットという事です。
次にデザイン。
これもやはりスーツを思い浮かべると分かります。
例えばポケット。
スーツの上着になるジャケットは左胸と左右のウエストに1つずつとシンプルなデザインです。
スラックスも同様でウエストとお尻にポケットがあるシンプルなデザイン。
ではこちらは
photo by www.amazon.co.jp
かなりポケットが多いデザインの服です。
これはデザインに凝ったアイテムです。
この様なデザインな服がカジュアルです。
つまりキレイめなデザインとはスーツを連想させるシンプルなデザインです。
まとめると細身でシンプルなデザインがキレイめの要素になります。
捕捉として1つ挙げるとシルエットの細身というのは細く見える物も含まれます。
体型がガッチリしていても細く見えるシルエットのパンツなどはおりますし、それはキレイめな部類に入ります。
3 色 柄
色にもキレイめやカジュアルといった要素があります。
実はファッションで最も相手の印象に残る要素がこの色や柄の要素になります。
色に関しては皆さん難しく考えてしまう傾向があります。
しかしポイントを抑えれば簡単にその組み合わせ方が理解出来る様になります。
色や柄も今まで同様にスーツを連想して考えます。
それはスーツで使用される色になります。
スーツの色は黒や紺、グレーが一般的です。
スーツを持っていない人は電車で通勤時のビジネスマンなどを思い浮かべて下さい。
ほとんどがこの色ですよね。
つまりこれらの色がキレイめな色という事です。
黒や紺などの色は冠婚葬祭時などのフォーマルな席でのスーツの色てして義務付けられています。
他にも中には着るワイシャツの色が白、靴が茶色といったスーツで使用される色は全て当てはまります。
ちなみにネクタイの色は例外になります。
ネクタイは服ではなくアクセサリーという考えだからです。
逆に赤や黄色といったスーツではほとんどみかけない様な色はカジュアルな色になります。
柄も同じ様にスーツから考えます。
ビジネスでチェックやストライプといった柄のスーツやシャツを着用されてる人がいますよね。
キレイめな柄はそれらの柄になります。
ただ柄の場合同じチェックでも色がハッキリしていたり柄の大きさが大きい物など種類も色々あります。
あまり目立つ色や大きさななると同じチェックでもカジュアルになってしまいます。
この辺りは難しいのですがスーツで使用される柄と考えるとその許容範囲が分かるかと思います。
スーツで使用される色や柄がキレイめな色、その他の明るい色がカジュアルな色です。
4 素材
素材もスーツで使用する素材がキレイめな素材になります。
スーツで使用される素材は主にウール素材。
シャツは綿素材ですね。
素材の場合はスーツで使用されない様な素材を考えると分かり易いです。
例えばナイロンなどの主にスポーツで使用される様な素材はスーツでは使用されません。
あとはデニム素材なども。
この辺はカジュアルな素材になります。
素材は主にスーツを形成するウールがキレイめ素材になります。
キレイめなアイテムはスーツ基準で考える
スーツを基準として4つの要素を当てはめて考えるとキレイめの服はとても分かり易いです。
逆に言えばキレイめ以外の服がカジュアルな服になります。
分からなくなった場合はその服はスーツに合わせて着れるか?で考えても良いです。
例えばスニーカー。
ビジネスでスーツを着用する際の足元は必ず革靴でありスニーカーを合わせる人はほとんどいないはずです。
そう考えるとスニーカーはカジュアルなアイテムになります。
スーツを基準とした見分け方を図にしてまとめるとこんな感じです。
キレイめかカジュアルの見分け方は1つの服をこれらの4つの要素をポイントにして見分けます。
例えば赤い色でシルエットがかなりゆったりしたナイロン素材のテーラードジャケットがあるとします。
アイテムのみで考えるとテーラードジャケットはキレイめなアイテムです。
しかし色が赤でしかも形がゆったり、ナイロン素材と他の要素は全てカジュアルになります。
そうするとこのジャケットは単体で考えるとカジュアルな要素がかなり強いジャケットになるのです。
まー例えなので、こんな奇抜なジャケットは、どう考えても存在しませんが。
そして更に全身のコーディネートで考える場合、1つ1つの服にこの4つのポイントを当てはめてトータルでバランスを考える必要があります。
しかし、これはスタイリングにかなり慣れてないと複雑で難しい見分け方です。
なので最初はアイテムと色の2つの要素をキレイかカジュアルか?で考えていくと良いかなと。
黒いテーラードジャケットはキレイめ。
ブルーのデニムはカジュアル。
スニーカーもカジュアル
など。
それを意識してコーディネートのバランスを考えるだけでもかなりのレベルアップになります。