今回は髪を切った時の仕上がりに関して。
美容室や理容室で髪を切った時に『仕上がりが自分のイメージと全然違ってて納得いかん!!』
なんて事はあるあるです。
僕はというと、まー納得しないまではないですが、美容室でセットされた髪型を外に出た瞬間にくしゃくしゃっとしてしまう事はたまに。
悪気はないのですが何かイマイチな時があったりするんですよね。
これもあるあるじゃないかと。
では何故?こんな事になってしまうのでしょうか?
今回はその理由とそうならない為のコツをお話します。
オーダーした髪型と違ってしまう原因とは
僕は美容師ではないのですが、ある程度メンズのヘアスタイルなどには詳しい方です。
それは今までファッションのスタイリングだけでなくヘアスタイルの提案も一緒に行っていたというのがあります。
しかし、そのような提案が出来るようになったのは昔通っていたある美容師の方の影響が凄く強いです。
今は残念ながら住むところから離れてしまったので行けないのですが。
その方は自分の担当するお客さんもかなり多かったのですが、同じ美容師の方を集めて講習会を開いたりされてました。
なのでかなり知識は豊富で更に教えるのがとても上手い人でした。
僕は元々髪型とかに興味津々な人だったのでカットしてる間に色々な事を教えて貰えました。
まーその方が教えるのがかなり好きというのもあるのですが 笑
カットやカラーなどの事を教えてくれるだけでなく仕上がりも満足いくものでした。
そして、その方の最後の仕上げのスタイリングは気に入ってて直した事はほとんどありませんでした。
賛否両論あると思いますが、この仕上がり具合が美容師の方のファンの多さを左右するのかなと。
その方は独立して自分のお店を開いていました。
ファンも多かったし、まーそうなりますよね。
この方の話で印象に残ったのがお客さんとのコミュニケーションに関して。
それはカットして仕上げの段階で自分のイメージと違っている場合があると。
まーそれは人間だしそういう事もありますよね。
でもそれはあくまで自分のイメージであってお客さんとそれが一致してるとは限らない。
だからその場合は自分のイメージとは違うけど、それでもお客さんに取ってポジティブなイメージに受け取れるようなコミュニケーションを取ると。
なんというか単に失敗したのをごまかしてんじゃんとか思ったんですけどね。
でも僕はそれまでその方の仕上がりに不満はほとんど無かったので説得力はあるのかなと。
もしかしたら、僕のカットをしててちょっとイメージ違うなという日もあったかもなので。
じゃあ何故不満が無かったのか?と考えるとその方はかなり細かく要所要所で確認して下さってました。
例えば、カットの途中で『この長さだとワックスを付けた時にこんな感じのボリュームになるかな』と髪を少し持ち上げながらワックスを付けた時の仕上がりのイメージを持たせてくれたり。
それでOKならそのままですし、もう少し切ってもいいかななら再度カットですし。
前髪の長さも同様で少しづつ確認して下さってました。
そしてそういう過程も含めて最後に仕上げのスタイリングの仕方ないとか教えてくれてました。
それが凄く説得力あって。
そういうの含めてコミュニケーションが重要って言ってました。
ここで言いたい事は2つ。
1つは美容師や理容師の方は万能ではないという事。
勿論、技術は個人差ありますしお客さんの要望(思い描いているイメージ)に限りなく近い形で仕上げる必要はあります。
お金を頂いているプロですから。
しかし、お客さんのイメージ=カット担当 が100%はほとんど稀でしょう。
100%であれば美容室の帰りに髪型くしゃくしゃってやりませんから。
もう1つはそのイメージの共有のズレをコミュニケーションで補えるという事。
これは良い意味で悪い意味でもです。
良い意味で言うと、お客さんとのイメージが少し違ってしまっても最終的にはお客さんが満足出来るという事。
悪い意味だとイメージと違ってても誤魔化しが効くという事。
別に担当した方全てが最初から意図的にこんな事を考えている訳ではありせんよ。
ただ、こういう側面や考え方があるというのを把握しておいた方が良いという事です。
そして『髪型オーダーしたのと全然ちげーよ!!』の原因はカット担当の方とのコミュニケーションになります。
髪型をオーダーする時の3つのポイント
では、『髪型オーダーしたのと全然ちげーよ!!』にならない方法はというと
まー記事の流れから大体分かると思いますが自分の担当の方とのコミュニケーションをより細かく取るという事。
髪型のカット後のイメージを担当の方と共有させる必要があるのです。
その為に必要なのがハッキリとした自分の要望です。
自分が思い描く仕上がりの髪型はどんな髪型なのか?
前髪の長さは?
サイドは?
全体のシルエットやボリュームは?
ワックスを付けた後の仕上がり後のイメージをある程度持っておくべきです。
それが無ければ担当の方に伝える事も出来ませんから。
ではそれを伝えるのに効果的な方法とは?
それはヘアカタログを使う事です。
以前ヘアカタログはあまり意味無い的な事を言いましたがイメージを共有するツールとしては便利です。
といってもカタログに載ってる髪型を担当の方にまんま丸投げする訳ではありません。
自分の今の髪の長さや髪質から、カット後のイメージするカタログ髪型を比較しながらコミュニケーションを取るのです。
例えば
カット後の全体的な髪の長さはこれ(ヘアカタログの髪型を指して)位を考えているのですが今の髪の長さだとどれくらいカットされますか?
とか。
ワックスを付けたときにこんな(カタログの髪型)イメージなんですがこの髪質で出来そうですか?
など。
こちらも具体的なイメージを持って質問すれば、相手の担当の方にも伝わり易くなります。
漠然とヘアカタログを指して『こんな感じで』みたいなオーダーは危険です。
こちらが漠然しているのに対して相手が思い描くカット後の具体的なイメージはズレてしまう可能性大です。
質問が上手くて自分のイメージを掘り起こしてくれる人が担当であれば良いんですけどね。
でも担当者との関係性が初見や2~3回行っただけの場合は難しいですね。
コミュニケーションの上手な方であれば別ですが。
なので髪型がちげーよとならない方法として必ず自分のイメージしてる髪型を細かく具体的に伝えながら確認するという事。
こればかりはコチラから能動的に動くしかありません。
更にコチラから積極的に質問する事で担当の方をより真剣に慎重にさせる効果もあります。
プレッシャーみたいですがこちらはお金を払って髪を切って貰っているのでそこは気にする必要ありません。
ポイントは3つ
1 仕上がり後の髪の毛のボリュームやシルエット。
これは髪の長さを今よりどれくらい切るか?で変わってくるのでしっかりと聞いておくこと。
2 髪の毛の動き。
ワックスで動きを付けた場合、仕上がり後はどんな動きになるか?
これも髪の長さや自分の髪質などに影響されるのでしっかりと聞いておくべき。
3 前髪の長さ
前髪は顔の印象を左右するのでやはりどのくらい切ってどんなイメージになるか聞いておくべき。
仕上がり後のイメージ共有としてヘアカタログを使うと良いです。
担当の方とコミュニケーションを取ることで仕上がりのイメージが自分が考えているのと違う場合もあります。
なのでヘアカタログから髪型2~3候補を用意しておくとイメージが固まってくるのでオススメです。
担当の方もカット後の仕上がりのイメージが完璧ではないのでお互いそうやってコミュニケーションするとイメージのズレを防ぐ事が出来ます。
そうやって仕上がり後の『髪型ちげーよ!!こんなんじゃなかった…』を防いでいきましょう!!
自分の思い描く髪型のイメージが分からない人はコチラ