photo by mamari.jp今回は似合う服について。
『自分に似合う服が欲しい。』
『自分はどんな服が似合うのか?』
疑問に思ってる人も多いかと。
一体みんな何を基準に似合う、似合わないを判断しているのか?
今回はそんな『似合う服』を掘り下げて考えてみました。
自分に似合う服の意味
そもそも似合ってる服ってどういう服の事を言うのでしょうか?
似合うの意味を調べてみると
ちょうどよくつりあう。調和する。
goo国語辞書 出典http://dictionary.goo.ne.jp/jn/166090/meaning/m0u/
となっています。
つりあう、調和する・・・これってファッションで言うと
バランスを取ると同じ意味なんですよね。
ちなみにバランスの意味はコチラ
1 釣り合い。均衡。また、調和。
2 収支・貸借 (たいしゃく) の釣り合い。
goo国語辞書 出典 http://dictionary.goo.ne.jp/jn/179987/meaning/m0u/
という事です。
ファッションが好きな人や僕のような業界関係者の場合って『バランスが〇〇・・』と口ずさんだりする時ありますよね。
でもそこまでファッションに詳しくない人はおそらく『バランスは〇〇・・』とか言わないはず。
どーでしょう?
今、実際にこの記事読まれてるあなたは自分や人のファッションに関して『バランスは〇〇』とかはあまり使わないのでは?
逆に『この服は似合う』『その服似合ってないよ』の方がよく使われているかと。
つまり似合う服というのはバランスが良い服装の事です。
逆に似合わない服とは違和感があるバランスの悪い服装になります。
自分に似合う服のバランスとは
ファッションでいうバランスとは何ぞや?は
このブログを読んで頂いている読者の方であれば散々語ってるので今更感あると思います。
なんで分かってる人は内容が重複するので少し飛ばしちゃって下さい。
ザックリ言うとバランスの悪い服装とは服装がカジュアルすぎる服装
だから服装にキレイめ(ドレス)の要素を加えるとそーいう事です。
初めてこのサイトに訪れる人は『なんじゃそりゃ説明が雑すぎるだろ!!』
とお怒りになると思いますので服装のバランスで抑えるべきポイントを3つ程説明します。
サイズ感
これは基本的に上着となるトップス、下に履くパンツ(ボトム)の2つ。
更にその上下を組み合わせた見え方が加わるので合計3つ意識するところが出てきます。
まず上着のサイズ感は袖丈の長さと着丈の長さ。
袖丈は長くて親指の付け根、短くて首位の長さですね。
着丈はコートなどの長めの丈のデザインの場合膝位、ジャケットなどの場合はお尻が隠れる位がギリギリOkの長さですね。
2つ共にそれ以上長いとバランス悪いです。
下に履くパンツ(ボトム)は裾の長さ。
裾は直立で立った時にクッションと呼ばれるたるみができない長さがベスト
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この位ですね。
デニムとかの場合、ロールアップして丈を調整するのもアリです。
あと上下組み合わせた時の見え方ですがそれぞれの服の形をベースにした考え方です。
ゆったりした形の上着か、パンツか、細みの形の上着か、パンツか。
上がゆったりめの形+下が細い形 の組み合わせ ⇒Yラインシルエット
上が細い形+下が細い形 の組み合わせ ⇒Iラインシルエット
上が細い形+下がゆったりめの形 の組み合わせ ⇒Aラインシルエット
この3つの組み合わせがバランス良い組み合わせになります。
ちなみにこの組み合わせはメンズだけでなくレディースにも共通して言える組み合わせ方になります。
例えばAラインの場合、細い形の上着とフワッとした形のスカート。
何となく想像出来ると思います。
これもAラインシルエットになります。
要するにサイズ感の場合は体型をスッキリ見せるような服選びと服の組み合わせをすればバランス良く見えるという事です。
シルエットのバランスに関して詳しくはコチラに書いてます
⇒どんな体型でもOK!!ファッションで体型をカバー出来る3つの服と服の組み合わせとは?
色の組み合わせ
色の組み合わせも偏るとバランス悪く見えます。
簡単なのが服の色を全てベーシックな色にして組み合わせてしまう事。
黒、白、グレー 紺 ですね。
これらの色を使った組み合わせならどんな組み合わせでもまずOK.
上着が黒でパンツがグレーでスニーカーが紺とか。
上着が紺でパンツが白でスニーカーがグレーとか。
どの組み合わせでも良いバランスになります。
物足りない場合は1色だけ差し色として明るい色を加えると良いでしょう。
色合わせに関してもコチラに詳しく載っています。
⇒一体何色がいいの?知らなきゃ損するファッションで使う色の使い方
アイテム選び
アイテムとはGジャンやパーカー、デニムなどの着る服の事です。
このアイテムの組み合わせ方がバランスが良い服装の鍵となっています。
こんな感じです。
カジュアルすぎる服の組み合わせはバランスが良く無いんですよね。
特に年齢を重ねて大人になってくると。
ここにスーツを基準と書いてありますが、キレイめ(ドレス)の要素はスーツを起点に考えるとわかり易いのでそう記載しました。
この場合青と赤のゾーン半々位がバランスの良いアイテムの組み合わせになります。
サイズ感も色もアイテムも取り入れるべきキレイめ(ドレス)の要素は全てスーツが基準になっています。
スーツのサイズ感は体型がスッキリ見えるように作られています。
ベーシックな色は全てスーツで使用される色です。
ザックリ駆け足で説明しましたが、この3つのポイントがしっかり抑えてあればバランスが良い服装コーディネートになります。
この辺りの内容はコチラに一覧となってまとめてあります。
⇒大人のオシャレなコーディネートに関する仕組み、仕方 記事 一覧
自分に似合う服の゛キャラ゛とは
という事で゛似合う服゛という事になるのです・・・が。
もう一つ゛似合う服゛に関して補足する要素があります。
それはその人の゛キャラ゛
この記事で一番言いたかった事がコレ。
今まで飛ばしてきた人はここでストップです。
その人の゛キャラ゛キャラクターです。
内面的な性格とか好きな趣味や行動パターンなどライフスタイルも総合した物です。
例えばAという友人がいます。
彼はラップが好きで悪そうなヤツはだいたい友達です。
日常の会話に韻を踏むのは当たり前。
リスペクトと言う人をリスペクトします。
このAさんのファッションを想像すると
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こうなりますよね。
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こうじゃない。
別にHIPHOPやってる人がジャケパンじゃ変だとかそーいう話じゃないですよ。
イメージの話です。
そういう人はこんなファッションなんだろうなと人が想像しがちだという話です。
分かり易くする為に例えを極端にしましたが、このイメージは大なり小なり誰もが持っている物です。
キャラクターは自分ではなく他人が決めたり、評価する物です。
ここで言いたいは周囲の人から言われる『似合う』『似合わない』という評価は先ほど言った3つのポイントにプラス自身のキャラクターが含まれるという事です。
周囲の人がイメージしている自分と大きくズレたファッションをすると、その人達は違和感を感じちゃうんですよね。
だから普段着た事が無い服を選んだりすると周囲の人から『似合わない』と言われてしまうのです。
その服は本当に『似合わない』のか?
周囲の人から見ればいつもと違う服や色使いなのでそう見えるかもしれません。
しかし、それは似合う、似合わないではなく単にその人個人の違和感の可能性もあります。
見慣れていない服を着た姿に違和感を感じるのは誰でもある事です。
加えて見る側のファッションに対する興味や関心も大きく関わってきます。
ファッションに興味がなく殆ど買い物にもいかない人とファッションが好きで月1位で買い物に行く人の見方は全く違います。
当然前者は普段洋服をあまり見ていないのでファッションの知見の幅がかなり狭い物になっています。
知見の幅が狭ければ、それだけ自分の枠から飛び出てる物が多くなりそれらに違和感を感じてしまうのは当然になってきます。
なんで友人や知人の『似合わないよ』という言葉を100%鵜呑みにする必要はありません。
『でも本当に似合わない場合もあるんじゃ・・・』
そんな不安がある場合の判断基準はやはり先ほど言った3つのポイントのバランスです。
基本的にあの3つをしっかりと意識していれば自分が着た事が無いデザインの服であっても問題ありません。
その場合の友人の『似合わない』はその友人の中だけの違和感です。
逆に3つのポイントを抑えていれば初見で会う人には間違いなく似合ってると評価されます。
初見なので、自分が今までどんな服や色使いをしてたなんて分かりませんから。
何でこんな記事書いたかと言いますと新しくファッションをチャレンジする人に周囲の友人や知人って足かせになる場合があるんですよね。
チャレンジを応援してくれる人とかは別ですよ。
で、そういう足かせになる人の一言が
『似合ってないよ』
なんです。
根拠はありません。聞いても『何となく』とかでしょう。
根拠がなくとも言われるとその服を着る気なくします。
それ位強い言葉ですよね。
『似合わないよ』
って。
何かそーいうのって凄く勿体無く感じてしまいます。
だから少しでも客観的に似合う、似合わないが判断出来る様になって欲しくて書きました。
新しい服へのチャレンジする姿勢を少しでも応援出来ればと考えています。