今回は洋服にかけるお金について。
よく『どの位お金をかければ服装がまともになるの?』
とか『オシャレになるにはお金がかかる』
なんて声を耳にします。
では洋服には一体どの位お金をかければ良いのでしょうか?
今回はそんな事がテーマのお話です。
その人の状態によってお金のかけ方が違う
洋服にかけるお金ですが、冒頭から見も蓋も無い事を結論付けて言うとその人によるになります。
ハイ舌打ちしながら離脱しようとしたそこの人!
すみません。もうちょいお付き合下さい。
例えばですね、¥50,000のジャケットを購入するか?
で考えた時にいやいやまだジャケットにそんなお金をかけちゃダメだよ!って人と、そろそろそれ位の物を買っても良いいだろうって人がいます。
別にその人が洋服にいくらかけようがその人の自由なのです。
しかし、洋服のブログやってますのでここでは服装の印象が良くなるとか周囲にオシャレと思われるといった目的でお金の事を考える事にします。
二人の違いは経験値と知識。
この2つがどれくらいあるか?によって何にどれくらいお金をかけるか?が決まってきます。
昨日まで全くファッション知りませんでしたという人が¥50,000をかけて1つの服を買ってオシャレになるか?といったらそれは間違いなくなりません。
それは合わせる服が分からないからです。
服装の印象は1つの服ではなく全身の服の組み合わせで決まります。
そういう意味では¥50,000円だろうが¥5,000円だろうが他の服との組み合わせ方が分からないうちは同じです。
その状態で1つの服にかける金額の設定を大きくする必要は無いという事です。
なのでファッション初心者の¥50,000のかけ方と、ある程度洋服は定期的に買ってるよという人の¥50,000の洋服のかけ方は違ってくるのです。
そうやって自分が今どの状態なのか?を把握しながら洋服にお金をかけていくと短期間で効率良く服装で他の人との違いを見せる事が出来ます。
そして更にそれを意識して洋服にお金をかければオシャレと言われる事も難しくはありません。
ではその人の状態を分かり易く3つに分けて1つずつどんなお金のかけ方をすれば良いか?を解説していきます。
まず解説する前に先ほど言った洋服の経験値と知識を説明します。
経験値はおそらく説明しなくても分かると思います。
洋服を実際に着る事やお店を回ったりそこで見たり触れたりする事。
それを購入する事。
服は実際に着てみて実感する物です。
これは必ず必要な事。
購入せずとも試着するだけで全然違ってきます。
当然、経験には時間と労力も伴ってきます。
知識の方は2種類あります。
1つはその人の経験にもとずく知識。
これは先ほど言った経験から得られる物です。
経験、トライ&エラーを繰り返して自分の好きな服や似合う服を学んでく感じです。
最初のチャレンジから洋服の着こなし全て完璧な人など有り得ません。
多少失敗も織り交ぜつつ自分が好きで自分に合ったファッションが分かってくるのです。
もう1つの知識はファッションの専門家が自身の経験を織り混ぜながら説く知識。
一昔前はファッションの仕組みを分かり易く説くツールがほとんど無かったので個人の経験の積み重ねが全てでした。
また、ファッション詩もモデルが着てる写真を載せてる物がほとんどでその解釈は読者任せの物がほとんどでした。
なのでオシャレな人は皆そういう物を見て参考にしながら経験を積み重ねて感覚を身に付けていったのです。
しかし、今はネットや書籍などでリアルでオシャレなファッションが再現出来る内容にまとめられてる物も出ています。
このブログとかですよ 笑。
経験を積んで時間や労力かけるより、この辺の知識を活用する事で短期間で効率良く服装を改善出来る事は間違いないです。
この経験値と知識の2つをどれくらい積んでるかでその人の状態を考えます。
3つの状態とは
それではここから自分の状態がどの状態かすぐ分かる様に解説していきます。
ファッション初心者
まずは今までファッションにあまり興味が無かったといったファッション初心者。
今までファッションにあまり興味、関心がなく洋服の買い物の経験も少なかった人ですね。
試着しないで服を買っちゃう人とかもここ。
もう少し細かく言うと周囲に洋服が好きな人やオシャレな人が友達でいるか?も関係あります。
友人にそういう人がいる場合は友人に相談する事でその友人の経験値を共有出来るからです。
やはり人は大きいです。
なので初心者でもこういう友達がいる場合は一緒に買い物する事ですぐに次の中級者になれます。
周りにこういう友人がいない人は最初のステップとして知識を実感する事が重要。
知識の実感とはこのブログなどで学んだ事を実際に服を購入して着用する事。
今はファッションに限らずネットや本などでいくらでも知識や情報は手に入ります。
ただそれだけでは不十分で実際に得られた知識を活かした行動が必要。
先ほども言いましたが服は着なければ分かりません。
学んだ事を実践して始めて感覚が身に付きます。
なのでこの段階での洋服のお金のかけ方としては値段が手頃なユニクロやH&M、ZARAなどのファストファッションで十分。
1つの服というより全身のコーディネートを考えて服選びをするのがベストです。
得られた知識と実際に購入した服を着てコーディネートする事で自分のファッションが向上します。
ファッション中級者
前項の内容を行っていれば自然に中級者になっています。
え、たったそれだけで?
と思われるかもしれませんが正しい知識を学んで実践するだけでそれまでとは全然違ってきます。
余談ですが社会人男性の20代後半位からはファッションに対する意識もかなり薄れてくるというのと、自己流コーディネートが多くなるので前項の事を行うだけである程度周囲と服装で違いをつけられます。
中級者の場合は周囲と服装である程度違いは付けられてもオシャレまではいきません。
しかし多くの一般男性はこの段階で満足という人も。
この状態で更にもう1ランク上を目指すには文字通りもう1~2ランク上の価格帯の服を購入するという事です。
中級者の場合、ある程度手頃な値段でもそれなりに服をコーディネートする事は出来る様になっています。
それ故にファッションの幅が広がりにくいのです。
この段階になれば『あそこはオシャレな服がありそーなんだけど値段が……』というお店が出てくるハズです
そこに自分への投資と思い切って購入に踏み込むのです。
値段が高い服を買えば必ず大事に着ます。
高い靴を買えば足元のゴミや水たまりは常に気になるますしきれいに掃きたいと思えるのです。
そして何よりその服や靴を着た時の高揚感が違う。
よく聞きませんか?重要なプレゼンを勝負スーツで臨むみたいな話。
自己暗示みたいな物です。
プレゼンじゃなくても勝負合コンとかデートとかでもありです。
値段が高い服はそうやって着るだけで自信が溢れて自分のパフォーマンスが上がるのです。
また、オシャレで値段が高い服に袖を通す事で自分のファッション感の幅を大きく広げられます。
ユニクロをオシャレに着こなせる人は値段が高い服と同じ様な形や素材感をユニクロの中から選別出来るからです。
当然高い服を知らなければ選別出来ません。
ファッション感の幅とはこういう事です。
冒頭でも言いましたがこの段階の人は何も分からない人が高い服を買うのとは違います。
是非チャレンジを。
ファッション上級者
『フランス人は10着しか服を持たない』
というレディースの本があります。
ファッションだけの内容ではないのですが、かいつまんで説明すると自分を熟知していれば最低限の服で自分らしく、自分をよく見せる事が出来るという話です。
これが上級者ですね。
安い服も高い服も含め色々な服を着てきてここにたどり着くみたいな。
限られた数に厳選するには服を選別する目ききが必須です。
そういう意味では上級者は値段に関係なく洋服をオシャレに選び着こなせる人とも言えます。
中級者の人が思い切って自分のファッションの幅を広げる為の自己投資を繰り返すとここにたどり着く事が出来ます。
自己投資というとかなりの金額を想像しがちですが、シーズン1着、年に2着程度が目安ですね。
借金する程の金額ではありません。
これに正しいコーディネートの知識を身につけていれば上級者への道が開けてきます。
自分が今、どんな状態なのかを把握してその状態に見合うファッションへのお金のかけ方をすれば最短で効率よくオシャレになっていく事が可能です。
自分が何にどの位のお金をかけようと迷った時は今まで購入した服などを振り返りながら自分の状態を確認していくのが良いでしょう。