今日はオシャレな人に共通して言える服の見方に関して。
こんな人聞きませんか?
パッと見オシャレなんだけどブランド物にこだわる訳でもなく服にそれ程お金をかけてる訳でもない。
でもオシャレ。
女性ではこういう人結構多いんですけどね。
そんなオシャレさん達には共通して言える服の見方があります。
で、これ実はファッション初心者とある意味同じ見方になるんです。
そんな見方に関して。
似たり寄ったりのアパレル業界
まず服の見方の説明を分かり易くする為に2点ほど補足の説明をします。
1点目 ブランドが飽和状態のアパレル業界について
2点目 オシャレに見えるとはどういう事か?に関して
1点目のブランドの飽和状態というのそのままの意味で、まあブランド多すぎでしょ?って話です。
服に限らず今の世の中物が溢れかえってますよね。
ちなみにここでいう洋服のブランドというのは、ルイヴィトンのような高級な物からユニクロのような安価な物全てを指します。
ブランドの意味は
ブランド(英: brand)とは、ある財・サービスを、他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。
当該財サービス(それらに関してのあらゆる情報発信点を含む)と消費者の接触点(タッチポイントまたはコンタクトポイント)で接する当該財サービスのあらゆる角度からの情報と、それらを伝達するメディア特性、消費者の経験、意思思想なども加味され、結果として消費者の中で当該財サービスに対して出来上がるイメージ総体。
ウィキペディア引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
まあ簡単に言うと競合他社との商品やサービスの差別化です。
それがお客さんとの信頼や支持に繋がってくる訳です。
ところが今のアパレル業界ってあまりにもブランド数が多い影響からかこの差別化が全然出来ていない。
何故そうなってしまったのか?
構造的な説明をすると
まず、ブランドが増えるという事は各ブランドがお客さんをめぐっての競争が激化する事を意味します。
今の日本はブランド増えても人口は増えるどころか減っている状態ですから。
そうすると各ブランドの思惑としては売れる服を作る に、なるんですよね。
商売ですから売れなければ食べてけません。
で、それはブランド側がお客さんに寄せてモノ作りするって事です。
それはそれで大事なんですけど、そうする事で本来考えるべきブランドの差別化っていうのが難しくなるんですよ。
どこのブランドもお客さんの好みに寄せちゃっった結果、店頭にはどのブランドも似たり寄ったりの服が並んでるって状況です。
今のアパレル業界はこの矛盾が長い間続いています。
オシャレに見えるとは?
ずばりですが、パッと見が全てです。
パッと見てこの人オシャレだな~っという相手の評価。
オシャレは他人が評価する物ですから。
ちょっと話が逸れるのですが、音楽番組なんかで曲を出したアーティストがその曲がどんな楽曲か語る場面あるじゃないですか?
あれに凄く違和感を感じさせられるんですよね。
だって伝えたいメッセージとかはもう曲に込められてるんでわざわざ語る必要ないじゃないですか?
曲聴いて個々で感じて下さい!!で良いはず。
それを『片思いの女の子の切ない気持ちとか葛藤を歌ってます。』とか自ら語っちゃう。
あれ曲聴く前に聞いちゃうと先入観入るんで個人的には好きじゃないんですよね。
そういうメッセージが込められてるなら語らなくてもそう伝わるでしょ?って考えてしまいます。
服も同様で、
『今日のオシャレのポイントは○△が××で◎◎なとこです。』
とか自ら語っちゃう必要はないんですよ。
おそらくテレビとかであれをやるのは視聴者にそのコーディネートを再現し易いようにが目的なのでしょうが。
日常で友人とかに会う場面では無いですよね。
『この服は◎◎ってブランドで○△が良いんだ!』
とか言われても ふーん って感じでしょ。
僕は聞かれてもいないのに、そんな事言っちゃう人はよほど自信が無いんだなとか思っちゃいますね。
だからオシャレな人はパッと見が全てなんです。
語らなきゃ伝わらない見た目となか服装とかはあり得ない。
見た目なんですから。
オシャレな人達の服の見方
売ってる服が似たり寄ったり、オシャレはパッと見の2つのポイントを説明してきました。
この2つのポイントとオシャレな人達の服の見方はどう繋がるのかと言いますと、ブランド関係無く1つの服を見るという事になります。
これじゃさっぱりなので説明しますと
まずブランドと聞くと良くも悪くもそこからどうしても先入観が生まれます。
あのブランドはオシャレだからとか、あのブランドは高い人とか。
その通りと言えばそうなのですが、先程もお話した今のアパレル業界の現状は商品は似たり寄ったり。
つまり同じような服がブランドタグによって値段が変わるって事なんですよね。
多分、似たデザインの服並べて、両方のブランドタグ取ってどっちが高い服か?とかやったら結構回答はバラつくでしょう。
今の服のクオリティーはそれ位均衡してます。
少なくとも服をパッと見でそこまで細かく違いが分かる人は業界の人達以外はかなり少ないはず。
クオリティーに差が出るのは一握りでハイブランドとかラグジュアリーブランドと呼ばれてるプレタのブランド位じゃあないでしょうか。
オシャレな人達は、このような状態の中でブランドうんぬん関係無く先入観無しでその服を1つの服として見れるんですよね。
~ブランドだから買う じゃなくて 買ったら~ブランドだった みたいな。
だから安い服でもそれなりにオシャレに見える物を選べるし、高い服は値段に見合うその服の個性やクオリティーを感じ取れる。
値段が高い服買っても、似たようなデザインで安い物があったらそれはパッと見的に安い物とあまり変わらない事を意味しますから。
オシャレな人は知ってるんですよ。
パッと見の評価にブランドタグなんぞ全く関係ないって。
余程の服好きじゃない限りパッと見でブランドなんか分かりませんからね。
自分の事で恐縮ですが、僕は昔からユニクロを自分のファッションに組み込んで着ていました。
今でこそユニクロのメンズはそれなりにオシャレなラインナップですが、5~6年前は本当に酷くてサイズSなのにLなんじゃね?位デカイサイズ感でしたから。
だからメンズは一切買ってなかったんですけど。
買ってたのはレディースでサイズがLサイズの物が丁度自分の体型にピッタリで、その頃からウールのニットとか活用してました。
スキニーデニムとかもメンズは当時なくレディースのみでした。
スキニーデニムは当時メンズだと、ディオールオムというハイブランドを筆頭にApril77というフランスのブランドとかが流行しててとにかく値段もそこそこしてたんですよね。
だから安価で手に入るユニクロのスキニーデニムはかなりコスパが良かったですね。
ちなみにレディース商品諸々着てましたけどそれがレディースだって気付かれた事は一度もありません。
この話をしたのは何も自分がオシャレとか自慢したい訳でもなく、服はブランドタグは勿論、メンズ、レディースの区分すらとっぱらって選べるという事です。
極端に言えばレディースだから着ないというのも先入観。
レディースは女性しか着ちゃダメみたいなルールはありませんから。
まあ、あまり過激すぎて周りの人を不快にしちゃダメですが・・
ここで言いたいのは2つですね。
とにかくブランド数が多すぎるのがかえて消費者の服選びを難しくしているという事
そして更にブランドからくる先入観が加わることでより複雑な服選びになってしまっているのでは?という事。
で、冒頭で言ったファッション初心者と同じ見方ですが、もうお気付でしょう先入観のない服の見方です。
初心者は、そもそもファッションに関する情報がほとんどありませんので服をフラットな目線で見る事が出来るのです。
流石にメンズ、レディースの区分けはするでしょうが。
何も分からない状態で沢山ある世の中の服を選ぶのは至難ではありますが、先入観混じりの状態で服を選ぶのはもっと大変です。
分かり易く例えれば、昔流行った服を今だにイケてると思ってずーっと着てる人とか。
良いと思ってるのが本人だけという悲惨でイタイ状態。
対して先入観の無いファッション初心者はフラットな目線なので正しい情報をしっかりと自分に取り込めば、昔ファッションかじってた程度の人はあっという間に追い越せます。
え?正しい情報が分からない・・?
僕のブログ読んどいて下さい!!
今回は以上です。