今回はオシャレという意味や解釈について。
何というかオシャレって一言で言っても抽象的で広い意味がありますよね。
同じオシャレという言葉でも、使う人やシチュエーションによって意味が変わってくるし。
ファッション系のブログを見ても、書いてる人それぞれ意見や考え方がバラバラ。
一体オシャレって何なんだ!?
という事でそんな広い範囲のオシャレを僕なりに整理して解釈してみました。
オシャレの意味や捉え方は大きく分けて3つ
オシャレっていう言葉の使い方や意味は大きく分けて3つ。
そしてこの3つは自分ではなく他人が評価や判断する内容という事になります。
順番に説明していきます。
1 ファッション性が高いオシャレ
このファッション性というのは、ファッションやアパレル業界が発信しているトレンド、流行を指します。
このトレンドを上手く自分の服装に取り入れる事で周囲の人の服装との違いを作る事が出来ます。
要は服装が周囲の人と差別化されているという事。
まず何故トレンドが服装の差別化になるか?を簡単に説明します。
トレンドは超簡単にザックリ言うと、それが発生した初期、中期、末期 と時期を分けて考えると分かり易いです。
最初に発生し始めた初期~中期の間は、そのトレンドの服を持ってる人や着てる人は少ないです。
なぜなら発生したばかりだから。
そうやって徐々に着てる人が増えていって中期になり、最終的には末期を経て衰退していきます。
つまり初期~中期の段階で、その服を着ていれば服装で周りと少し違いを作る事が出来ます。
これがトレンドで差別化するの意味です。
トレンドは中期になれば着てる人が増えてくるので、差別化から共感といった流れになっていきます。
取り入れるタイミングが初期に近ければ近い程差別化されていると言えるでしょう。
一方で、単純に周囲の人と違う格好をしていれば良いという訳ではありません。
それだけでは個性的な人という評価で終わります。
そうではなく、同時に共感される必要があります。
この周囲との 違い と共感 がバランス良く服装で表現されている事がファッション性のオシャレになります。
トレンドを取り入れるタイミングが早すぎても、周囲に共感や理解されない可能性があるので難しいところなのですが。
ただ、最近ではトレンドを取り入れる事で差別化出来る期間がかなり短くなってきてはいます。
ZARAなどは流行りそうな商品を素早く作るのが得意で、それに続けと言わんばかりに色々なブランドがそれを直ぐに作り始めるからです。
そういう意味ではトレンドは差別化もそうですが、共感されるという事の割合が多くなっているかもしれません。
ただ、このトレンドで共感という話はレディースがほとんどですかね。
メンズの場合は、そもそもそこまでファッションに興味、関心が強い人が多くないのでトレンドを取り入れるという事が周囲との違いを作るという事に繋がると考えています。
では”オシャレ”をこの様な意味で捉え評価をする人達はどんな人達か?といえばやはり同じようにファッション性に興味、関心が強い人達です。
このファッション性(トレンド)が好きな人と服が好きな人は似てる様ですが少し違っていたりします。
ファッション性が好きな人は周りとは違って見られたいとか目立ちたいというような心理が少なからず見えかくれします。
要は周りからどう見られているか?という意識が高めの人です。
対して服が好きな人は、周りからどう見られているか?などはあまり気にしません。
周りの人はあまり関係無いんですね。
ファッション性のオシャレとはこんな感じです。
2 TPOのオシャレ
これはTPO(その場や状況に応じた服装)がしっかりとしている人です。
自分の服装によって周囲や相手を不快にさせない、どんな場面でも常にそんな服装の人を指したオシャレです。
要は服装もマナーの1つという大人な考え方ですね。
では、このマナー的な服装はどんな服装かと言えばトレンドとは別でシンプルでベーシックなもの。
ダサくない格好と言っても良いかもしれません。
服装で周囲の人との違いを作る必要もなく、無理に共感させる必要もありません。
大人として身なりを必要最低限整えていれば良いという考え方。
これだけを聞くと、『いや、それオシャレでも何でもなく普通でしょ?』とツッコミたくなる人もいると思います。
なぜこれがオシャレなのかと言うと、メンズの場合はこの人を不快にさせない服装すら出来ない人が多いからです。
この不快はどの程度か?ですが服装に気を配るというレベルです。
勿論今、このブログを読まれているあなたはもうそのレベルは越えているので心配はありませんが。
これは先ほど言ったメンズのファッション、というか服装に対する興味、関心を持っている人が少ない事にも関係します。
もし、この相手に不快な思いをさせてないという服装のマナーが女性と同じくらいのレベルで世の中のほとんどの男性が出来ているとします。
その場合、ここで言うシンプルでベーシックな服装がオシャレと言われる事は無いはずです。
それ位世の男性は服への意識が女性に比べればまだまだという事です。
住んでいる最寄りのファッションビルやショッピングセンターを見てください。
レディースのブランドの方が圧倒的に多いはず。
これが意識の差です。
そう考えていくと、ここでのオシャレもある意味服装で差別化されていると言えます。
じゃあそのシンプルでベーシックな服装のイメージは?と言えばユニクロでしょう。
最近はトレンドなども積極的に取り入れていますが、それでも商品の柱はベーシックな物。
ユニクロのホームページにあるスタイリングブックなんかがシンプルでベーシック、服装に気を配っているという事に一番近いイメージ。
極端に言えばそれを完コピしてコーディネート一式揃えれば十分なんです。
ではオシャレ の意味や捉え方がこの様な人達は?というとトレンドや流行、洋服自体にそれほど興味、関心が強くない人達です。
服装で人との違いを作る必要もなく、服装は最低限のマナーを守れば良しとする人達です。
普通に生活していれば、服装はその程度で十分だからです。
何度も言いますが、これを出来ない大人が多いからこれがオシャレという事です。
出来ない人達との差別化とも言えます。
3 理解が出来ないオシャレ
ここで言うオシャレという言葉は褒め言葉ではなく、皮肉や小馬鹿にしたニュアンスになります。
『あの人はオシャレすぎてよく分からない 』
なんて使われ方ですかね。
まー褒め言葉ではないです。
これは、その人の服装が相手の理解を越えていたり、共感が全く得られないという事。
要は個性的な人だという評価です。
これは最初に挙げた1 ファッション性がオシャレの人 と紙一重なところがあったりします。
個性的すぎて共感が得られない場合はこのように皮肉を込めてオシャレすぎるなどと言われてしまいます。
ではこのような評価をする人達はどんな人達か?ですがこれは何パターンかに分かれます。
まずは、本人が奇抜だったり個性的過ぎる場合。
この場合は、その奇抜や個性的な服装に共感出来る数少ない人以外の人がそう評価します。
こういう服装の人は先ほど言った服が好きな人にも当てはまります。
まー他人からどー思われようが関係無い人達なので本人もあまり気にしないでしょうが。
もう1つのパターンが評価する人の服への興味、関心が低い場合。
自分達の興味や理解の範囲を越えている人に対して使われるパターンですね。
これは評価する人が、どの程度服への興味、理解があるか?によります。
例えるなら、2 のTPOがオシャレな人達が 1 のファッション性がオシャレの人達に対して皮肉を込めて オシャレすぎる と言ってたりもします。
自分達の服への興味、理解の範囲を越えているからです。
服にそこまでお金や時間、労力かける必要あるの?的な。
あとは、そもそも全く服に興味が無いTPOもマナーも考えない人達も同様です。
これも服への興味、理解が自分たちの範囲を越えているから。
この人達の場合は、その範囲があまりにも狭すぎるというのがありますが。
まーいずれにせよここで言うオシャレは褒め言葉ではありませんので言われた方は残念でしょう。
オシャレとは・・・・
じゃあ結局オシャレって何なの?
って話ですがそれは
あなた自身が決める事
です。
自分が服装を通じて望むもの、目的などによって変わってきます。
例えば、同じ男性32才でも独身で結婚相手を探している人と結婚して子供がいる人ではそれが全く異なる事は想像がつくと思います。
結婚相手を探している人の場合では、相手の女性に少しでも良いアピールをしたい、他の男性との違いをオシャレな服装にしてつけたいと思うかもしれません。
一方で結婚して場合子供がいる人の場合は、家族で外出する時に奥さんが旦那の服はせめて外出出来るレベルくらいのオシャレを!と考えているかもしれません。
この二人のオシャレしたい、させたい(この場合は奥さん)のオシャレって全く同じ考えや服装にはならないですよね。
前者はどちらかと言えば 1のファッション性が高いオシャレであり、後者は2 のTPOが出来ているオシャレです。
このように自分がどんなオシャレをするのか?は自分の目的、周りの人や環境を考えて自分自身で決める事なのです。
ちなみに僕は昔、地元の友達から 3 理解が出来ないオシャレ のニュアンスで皮肉めいた事を言われていました。
その頃は、販売経験もある程度長くなり、普段の私服もそれなりにトレンドなどを取り入れていました。
そんな僕を見て、全く服に興味や関心が無い地元の友達からすれば理解の範囲を越えていたからだと思います。
なので、僕は地元の友達と遊ぶ時は服装を多少変えてました。
今考えると別に変える必要も無かったのですが、当時はその皮肉めいた言葉が嫌だったというのがあります。
僕も仮に地元の友達の中に変な髪型のヤツがいたらやっぱりイジルだろうし、悪気はないというのは分かってたんですけどね。
そうやって周囲の人達の”オシャレ”とはを考える事もある意味TPOなのかなと。
世の中色々なオシャレがあります。
が、相手に評価されるものという事を前提にすればオシャレという言葉の考え方や捉え方は主にここの3つだと考えています。
これはどれが正しくて間違っているという事でなく、個人の考え方や価値観が反映されている結果です。
自分や他の人が服装に関してどんな考え方なのか?が把握出来ればお互いにもっとファッションが楽しめるのかなと思います。
あなたはどのオシャレでしょうか?