今回はチェックシャツについて。
今年の春夏あたりから少しずつ柄物を取り入れたファッションが注目され始めてます。
といってもまだ流行ってるまでのレベルではありませんが。
その流れからかアパレルのショップなんかでもチェック柄のシャツをパラパラ見かける様になりました。
今回はそんなチェックシャツを着る際に注意すべき点をお話します。
チェックシャツはポイントを踏まえて着ないと、子供っぽかったり野暮ったく見えるのででこれから買おうと思う方や既に持ってる人は必見です。
実は難しいチェックシャツ
最初に言っておくとチェックシャツは無地の白シャツなんかに比べるとかなり難しいアイテムという事。
その理由は２つあり１つはクオリティーの差が一目見ても分かり易いからです。
これが無地のシャツの場合であれば着てる物が高い物か？とか上質な素材の物か？などといった事は一目みただけではほとんど分かりません。
しかしチェックシャツの場合、その色の組み合わせ、チェックの大きさ、素材感などいった一目見て判断される様な要素がかなり盛り込まれてしまっているのです。
もう１つはコーディネートの組み合わせ方。
これも無地の白シャツなんかに比べるとハードールが上がります。
10代～20代前半の学生ならまだ問題ないのですが、それ以上の年齢になってくると着こなしに年齢に見合う大人っぽさやコーディネートの工夫が必要になってきます。
で、そういうチェックシャツを大人っぽく着るコーディネートが出来ないと大人っぽいどころか顔がおっさんなのに格好が子供っぽいとっつぁんぼうやみたいになってしまいます。
また、そんなコーデだとシャツその物が安っぽく見えてしまったりします。
実際に値段が安い物であれば仕方ないのですが、そこそこ値段を掛けて購入した物もコーデによっては値段以下に見えたりします。
なので大人が着る際はしっかりとポイントを抑えて着る必要があります。
チェックシャツを大人っぽく着るポイント
基本的にチェックシャツを着て子供っぽい印象になってしまう要因はシャツの色や素材を含め、コーディネートするアイテムなどがカジュアルに偏っているからが原因です。
カジュアルな要素の反対であるきれいめな要素。
こちらを取り入れる事で大人っぽさが増します。
なのでその偏りをなくしてバランスを取る必要があります。
きれいめとカジュアルのバランスはコチラの記事で詳しく書いてあるので読んでおくとこの後の解説が更に分かり易くなります。
⇒２０代後半になる人が必ず気付くべき大人っぽいファッション３つのポイントとは【メンズ】
ちなみに２０代後半と書いてますがそれ以上の年齢の方でも分かり易く解説そてるので是非。
チェックシャツは基本的にはきれいめなアイテムなのですがその配色や素材感によってはかなりカジュアルに見えてしまう事があります。
なのでその様に見えないポイントを説明していきます。
チェックシャツ選びのポイント
まずは着るシャツ選びのポイントから
色使い
チェックシャツは複数の色が組み合わさってその柄を形成させてます。
そしてこの色の組み合わせが重要でパッと見の印象を左右する要素といって過言はありません。
まずはチェックの色がどんな色の組み合わせか？を考えます。
実は洋服のコーディネートの色合わせは、ベーシックな色である 黒、白、グレー、紺 などの組み合わせならどんな合わせでもそれなりにまとまります。
詳しくはコチラ
⇒超簡単！！誰でも５色の服で出来るメンズファッション色の組み合わせ方
そして、これはチェックシャツの柄にも当てはめる事ができます。
つまりチェック柄の色とその組み合わせがベーシックな色同士の物を選ぶという事です。
もし明るい色を加えたいのであればプラス1色ぐらいがちょうど良いでしよう。
あとは色のトーン。
これも少し暗めのトーンを選ぶのが良いでしよう。
今の季節は秋冬シーズンなので店舗で売られてる物に極端に明るい色やパステル系の薄いトーンの物は少ないのでこの辺は大丈夫そうですが。
とにかくチェックシャツで子供っぽく見えるのはその配色が極端に明るい色同士の物が目に付きます。
明るい色はカジュアルな印象を与えます。
通常、無地のシャツでは、絶対に選ばない様な明るい色をなぜかチェック柄になると着てしまってる人を見かける事があります。
色のバランスがカジュアルに偏ってるので子供っぽさが強い印象になるのです。
こちらは明るい色同士の組み合わせ例
photo by apasoku.doorblog.jp
かなり派手というか奇抜に見えます。
柄の大きさ
チェックの柄の大きさにも印象を左右する要素があります。
基本的にチェックの四角模様が大きい程カジュアルな要素が強くなり小さめになる程弱くなります。
チェックの模様が小さくなるというのは無地に近くなるからです。
そしてこの柄の大きさは先ほどの配色と合わせて考える必要があります。
例えば明るい色同士の配色に大きめのチェック柄だとかなり目立ち印象もカジュアルになります。
なので大きめのチェック柄の場合はベーシックな色同士の配色であればバランスが良いでしよう。
チェック柄も柄の大きさやデザインが色々と多く種類のあるのですが、かなり多くここではキリが無いのでその種類は割愛します。
シルエット、デザイン
チェックシャツのシルエットやデザインに関してはそれほど重要ではありません。
というのも最近ビックシルエットという大きめのデザインのトップス（上着）やボトム（パンツ）が流行し始めてきてるからです。
あのユニクロも今年の夏にビックシルエットTというちょっとゆったりめなTシャツを出しています。
ただ今は流行し始めの時期なので市場に出ている服の大きさは大きめのビックシルエットから従来の大きさの物まで様々です。
なのでこの際合わせるボトム（パンツ）で調整するのが手っ取り早いです。
そのボトムは細身の パンツか細く見えるパンツになります。
細い形でないとダメという事でなく細く見せる形のパンツを選ぶという事です。
最近だと裾が絞ってあるジョガーパンツやテーパードパンツがオススメ。
詳しくはコチラの記事
⇒デブってる人もガッチリの人もファッションで悩み解決！！体型を細く見せる魔法の形のパンツとは？
素材感
この要素が一番難しいです。
チェックシャツの素材も色々あって例えばネルシャツの様な素材はかなりカジュアルな印象になります。
photo by ttmzdiary.exblog.jp
こちらはきれいめな要素になります。
photo by www.fashionmenow.co.uk
画像だとわかりづらいのですが上に比べると下のチェックシャツはスーツの下に着てもありみたいなイメージです。
手で触った時に表面化がざらざらしたりボコボコしたりする素材はカジュアル。
サラッとしたりツルツルしたりするのがきれいめな素材になります。
ネルシャツの様なカジュアルな素材のシャツに同じくカジュアルなデニムをコーデすると全体はかなりカジュアルな印象になります。
そういう意味で素材はサラッとツルっとしたきれいめな物を選ぶのがオススメです。
カジュアルな素材のネルシャツが駄目という訳ではなく、それを選ぶとコーディネートの難易度が上がるという事です。
チェックシャツのこの素材感は見落としがちですがこれを意識するとチェックシャツ選びもカジュアルすぎたり安っぽい物を選んでしまう事をかなり防げます。
セレクトショップの物を選ぶ。
ここまで解説して根も葉もない様ですが、名のあるショップで多少値が張っても選ぶのが一番失敗を防げます。
なぜならショップで揃えてる物はここまで解説した事を全て踏まえているからです。
特にショップのコンセプトがきれいめよりな
ユナイテッドアローズ
シップス
エディフィス
トゥモローランド
辺りであれば間違いないです。
もう少し価格帯をリーズナブルにするのであれば
ユナイテッドアローズ グリーンレーベル
アーバンリサーチストア
などセカンドラインのセレクトショップても良いでしよう。
ただこちらはたまに
ん？
と思う商品もあったりするので解説にあった知識である程度目利きする必要はあります。
コーディネート
コーディネートで一番重要なのがやはり色です。
基本的にチェックシャツに限らずコーディネートは色が多くなる程難易度が上がるものです。
沢山の色が全体の統一感を薄めるからです。
チェックシャツを着るという事はこの色の統一感も意識する必要があります。
といってもそれほど難しい事ではありません。
一番簡単なのはやはり合わせるボトム(パンツ)をベーシックな色にしてしまえば良いのです。
黒、白、紺、グレーであれば間違いないです。
ベーシックな色は基本的にどんな色でも組み合わせられるので、色が増えるチェックシャツの様な柄物のバランス調整にはちょうど良いのです。
あとはそのチェック柄に使われている色のボトム(パンツ)や上着を合わせる事です。
これは全体の配色に統一感がでるからです。
もう一つが着こなし方になります。
よくプリントTシャツを中に着てシャツをはおる着こなしをする人を見かけます。
プリントTシャツはTシャツの中でもかなりカジュアルな部類のアイテムなのでそれにチェックシャツを合わせてしまうとカジュアル感が倍になります。
要するにかなり子供っぽい印象になってしまうという事です。
なので出来れば１枚で着る事をオススメします。
かなりカジュアルで子供ぽい雰囲気に。
photo by www.logsoku.com
最後にシンプルでオシャレなチェックシャツとそのコーディネート。
photo by suspensoriomasculino.wordpress.com
白×黒のベーシックな色同士の組み合わせと細く見えるテーパードパンツ。
パンツの色もベーシックな紺です。
チェックシャツもこれくらいシンプルな物とコーディネートの方が簡単でオシャレに見えます。
チェックシャツは色がポイントで選ぶシャツの配色やコーディネートの色合わせが全てと言っても過言ではありません。
逆に言えばこの色合わせで全体の配色のバランスが取れれば、一気にオシャレに見せる事も可能なので是非チャレンジしてみて下さい。
元アパレルorスタイリスト。今はとある企業のwebディレクター。