ダサい ファッション

ファッション初心者がファッション誌を読んではならない2つの理由とは

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今日はファッション誌に関してです。

僕は昔、アパレル業界に入りたての頃はそれこそ穴が空くほど見てました。

穴は空かなかったけどページはシワシワだつたな…

理由はというととにかくアパレル店員のくせにオシャレとは程遠いファッションの人だったからです。

いっつも『勉強せぇ!!』みたいな感じで言われてました。

昔はこんな感じでしたが、今昔の自分のようなファッション分かんない人に対してファッション誌で勉強してね!と言うかといえば言わないですね。

全く参考にならない訳ではないですがあまりにも効率が悪い。

今回はその理由についてです。

ファッション誌の仕組みとは?

まず、なんでファッション誌をオススメ出来ないか?を話す前にファッション誌の仕組みをお話します。

仕組みが分かってくると自ずと理由も理解出来るからです。

ファッション誌の収入は雑誌の売上と思われがちですが、主な収入源は掲載商品の広告料で成り立っています。

アパレル企業から『今月はこの服載っけといて!』

って感じで依頼を受けてそれらを商品を魅力的に見せるのがファッション誌の主な仕事です。

一言でザックリと言えばカタログ的な物なんですよね。

だからファッション誌に載ってる服が全てオシャレな物だとは限らないんです。

お金を払えばオシャレになれるか?って言ったらそーじゃないです。

そーだとしたらお金持ちで服にお金をかけている人はみんなオシャレになってしまうから。

でもお金持ちの人がみんなオシャレか?っつたらそーでもないですから。

別にお金をかけるのが悪いとはいってませんよ。

形振り構わずただ安易に高額な服を着てもオシャレには見えないという事。

だからお金かけるだけじゃなくて頭を使って工夫する必要があるんです。

むしろ今は、世の中的に高額なブランド物というよりはコーディネートの工夫の方をみんな評価してます。

その辺の詳しい話はこちらに書いてますので興味があったら是非。

アパレル業界の動向から見る今の世の中の人達の服の選び方や着方を考えてみた

で雑誌の話に戻りますと、お金を雑誌の編集部に渡して載せられた商品が安易に評価される程今の時代は甘くないという話です。

だからファッション誌に載ってる=オシャレな服という考えは安易な考え方なのです。

勿論ファッション誌に載ってる物の中でオシャレだなと思う物や欲しくなってしまう物もあります。

編集部の目利きで集めている物もあるのでしょう。

でも基本、スポンサーあっての雑誌です。

だからモデルが全身ブランドでコーディネートされて載ってるんです。

しかも、よく見せる為に必要以上に過剰な演出を加えています。

街の中でモデルが意味不明なポーズとかで載ってるヤツとか。

これを、ファッションよく分からないから勉強してみようかな という人が見ても絶対に分からないし解釈に困ります。

リアリティーが全くありません。

て、昔の僕は思ってた訳です。

そー思ってたのにも関わらずその頃は勉強しろと無理やり読まされてました 笑

こういうのを見て欲しいなと購買意欲がそそられる人はある程度洋服に慣れた人です。

頭の中でモデルがコーディネートで着ている商品を、単品に切り離して見て更に自分の手持ちの服とかでコーディネートを想像したりしてます。

要は完成されているはずの雑誌のページをもう一度頭の中で自分用に再編集する必要があるんです。

洋服慣れてる人はこの再編集を自然に想像出来ちゃいます。

色々な洋服を着比べている経験値があると、写真や画像で見た商品と実際にそれを着た時のイメージがなんとなく沸いてくるからです。

あくまでも何となくのイメージなので実物と違ってたというのはよくありますけど。

これを洋服に慣れてない人がやるのは無理があります。

ファッション誌を見てもピンとこないのはこれが理由だからです。

話を整理しますとファッション誌側とファッション初心者側で同じファッションの情報でも情報の内容が噛み合わないんですよ。

発信するファッション誌側だと、この服はこーんなにもオシャレなんス!という商品の宣伝や売り込みが目的な訳で。

一方で受ける側(この場合ファッション初心者)はどんな服を着れば自分がオシャレに変われるか?という情報な訳です。

両者は微妙に噛み合わない。

情報を受け取る側が『何かオシャレな服ないかなー』なら噛み合うんですけどね

これがファッション初心者にオススメ出来ない理由その1です。

ファッション誌のカラー

もう1つの理由です。

こんな事ありませんでしたか?

雑誌Aでは ハーフパンツは膝上で選べ!! と膝上の丈を推していて、雑誌Bを見るとモデルが穿いてるハーフパンツほとんど膝下 みたいな。

もう『どっちやねん!!』と関西人じゃなくてもそうツッコミたくなります。

これは雑誌によってファッションの方向性が違うからです。

だから雑誌によって書いてる事が違ってきたりするんです。

自分のファッションの好みとかが自分自身で分かっていれば、好みの雑誌を読めば良いのです。

が、それが分からない場合かなり混乱しますよね。

更に言うと昨今の紙媒体の不況があるので、各ファッション誌は本を売る為に他の雑誌との差別化を図ります。

雑誌の内容が似たり寄ったりだと買って貰えないからです。

そうするとさっき話した『どっちやねん!!』問題が多発します。

各ファッション誌、違うカラーで内容を打ち出しますから。

ラーメンで例えるなら担々麺に特化したお店紹介の雑誌といったところでしょうか。

でも、そもそもどんな味のラーメンがあるか分からない人に必要なのは醤油とか味噌とか豚骨とか色々な種類のラーメン屋が載ってる雑誌。

ファッションも同様でいきなり1ジャンルに特化した濃い内容の物よりかまずは浅くても良いからどんな幅があるかの内容が良いんです。

でもそんな雑誌は見当たりません。

浅くて広い情報より狭くて深い情報の方が希少価値があるからです。

おそらく今後ファッション誌で生き残るのはこういう狭くて深い情報の物かと。

ファッション初心者の場合、まずはシンプルでベーシックな服をシンプルに着るというところから始めてるのが1番です。

そして、徐々にファッション性のあるデザイン物の服や柄物の服にシフトしていくのがベスト。

その過程で自分の好みを把握していくのです。

この流れを考えるとやはり最初にファッション誌を読んで、それを取り入れるのはリスクがあります。

自分の今のファッションを客観的に見れていない状態だからです。

だから自分ではシンプルだと思ってたファッションが実は違ってて更に濃い物を取り入れちゃって大変な事に!!なんて事も。

自分の好きな服を着て自分1人で満足したいという人なら構わないんだと思います。

でも自分の服装というか他人から見た自分の服装を考えるのであれば、やはり客観的な視点を踏まえて服を選ぶべきです。

じゃあファッション誌が分からない人は何を参考にしたら?って考えた時にオススメなのがユニクロの STYLING BOOK です。

これはユニクロのホームページで スタイリングを見る を選択すると見れます。

こちらhttp://www.uniqlo.com/jp/stylingbook/pc/category/men?orderby=0&clsId=bottoms&catId=pants

結構な種類のスタイリングがあるし条件を入れて見る事も出来ます。

ざっと見た限りスタイリングはシンプルでベーシックな組み合わせばかり。

変に演出が凝ったファッション誌よりはリアリティがあって参考になるかと。

更にここが一番のポイントなんですが、自分で再現し易いという点。

要は自分で良いと思ったスタイリングを実際にユニクロのお店で試着して再現出来るんですよね。

ユニクロだったらお店は近場にもありますし試着もあまり抵抗はないでしょう。

これは重要な事で、何が分かるって自分の思い描いていた頭の中のイメージと実際に服を着たときのギャップです。

洋服に慣れていない人はこのギャップが凄く大きい。

でも大きくて当然なんです。

そのギャップを知る事が重要な事なので。

一回試しにユニクロのSTYLING BOOKを見て良いと思った服を試着してみて下さい。

これをやるだけでも全然服の見方が変わってきます。

そしてある程度繰り返して服を実際に購入したりすると、洋服に慣れて始めます。

ファッション誌はその段階で読むと良いですね。

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