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トレンドの服でオシャレ!?終わった服着てダサい!?ファッションの流行とオススメの取り入れ方を解説

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今回はファッショントレンドの話。

『流行の服』とか『終わってる服』という言葉は耳にした事はかるかと思います。

ただ、あの流行という物は一体何処から来ていつ終わってるんでしょうか?

例えば、ある服が『今日から~が流行るから』とか『今日で~はおしまい』なんて明確な線引きはありません。

気が付いたら周りの人が着ていて流行っていたとか、『あれ!?今時まだあんな服着てるんだ…』などと言われる服は終わってる服なんですよね。

このフワッとした流れがある程度分かってくると、トレンドの服を人より先に着たり出来ますし、終わってる服を着る事もなくなります。

そんな流行の流れをお話します。

商品のライフサイクルとファッション層

まずファッションに限らず商品やサービスにはプロダクトライフサイクルというサイクルが存在します。

こんなやつです。見たことありませんか?

photo by http://itomasahiro.jp/wp-content/uploads/2014/06/a337a88742c6d5bdc6b2323730906f71.jpg

S字曲線で表されたこの図はプロダクトライフサイクルと言います。

横軸に時間、縦軸に売上高や業界規模を用いて、ある製品が市場に投入されてからの成長や需要の変化を示したフレームワークです。

このプロダクトライフサイクルは「導入期」、「成長期」、「成熟期」、「衰退期」という4つのステージを経てサイクルの変化を可視化するものです。市場全体に対する売上・規模の比率によって顧客のタイプは以下の5つに分けられます。

イノベーター 2.5%革新者:リスクを恐れず自身の技術的な知識・嗜好に基づいて購買を行う

アーリー・アダプター 13.5%新しいもの好き:流行に敏感で自らも情報集を行う

アーリー・マジョリティ 34% 初期大衆:新しい技術や商品の購買には比較的慎重

レイト・マジョリティ 34%後期大衆:アーリー・ジョリティよりさらに慎重で、懐疑的

ラッガード 16%遅滞者:非常に保守的。流行に流されない

※需要が加速しブームになるといわれるキャズムの壁は16%

引用 ソーシャル時代の音楽ビジネス

というふうになります。

例えばスマホ。

皆さんは変えたのはいつ頃ですか?

僕はというと……あんま覚えないのですが、4,5年前だった記憶です。

スマホが急速に普及されるキッカケになったのがアップル社のiphone登場です。

で、最初のiphoneが出たのっていつ頃だと思いますか?

初代のiphoneは2008年に出ています。

なんと今から10年近く前に出てるんです。

このスマホを購入したタイミングがいつ頃か?によって先ほど上記した商品のライフサイクルにおけるどの層か?が分かります。

出た当初の2008年に購入した人は先ほどの図でいうとイノベーターになります。

ま、該当する人はかなり少ないかなと。

出た当初に買う人は当時で言うとPCやその周辺機器が好きで相当に興味、関心が強かった人になります。

僕はここでいうとレイトマジョリティですかね。

割と取り入れたのは遅かった方じゃないでしょうか。

おそらく2008年とかは間違いなくガラケーですし、スマホの存在すら知らなかったと思います。

おそらくこの時に、スマホを見せられても

『ふーん』みたいな感じで全く興味持たなかったと思います。

ガラケーからスマホに変えたのは周りが持ち始めてから。

周りが皆持っていて『お前まだなの?』的な事言われて変えた記憶があります。

でこの商品のライフサイクルはそのままファッションにも当てはめる事が出来ます。

こちら

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解り易く言い換えると・・・
サイバー・・・凡人には理解しがたい近未来的ファッションを提案する人。

イノベーター・・・常に革新的な次世代ファッションを提案する人。

オピニオンリーダー・・・最新のファッショントレンドを発信する人。

マス・・・とりあえずファッション誌くらいは読み普通にデパートとかで服を買う人。(ここはさらに「ちょっとお洒落さん」と「普通な人」に別けられます)

ディスカウンター・・・服ならなんでも良い人。服に興味がない人。

※画像と文章はコチラから引用させて頂いています。
http://ameblo.jp/knitkitchen/entry-10631311505.html

アパレル業界では、このお客さんが流行に反応する度合いをファッション感度と言います。

感度というのはファッションに対して興味、関心が強いのか?普通か?薄いか?になります。

ピラミッドの頂点にいく程各項目の面積が狭くなっておりこれはそのままその層の人口に当てはまります。

先ほどのライフサイクルで当てはめるとピラミッドの頂点である先端のサイバーという層は商品ライフサイクルには記載されていません。

この層はファッションを取り入れると言うより、ファッションを生み出している層に当てはまるからです。

デザイナーとかクリエイターとかそういう人達です。

まあ、常人である僕らには分からない域に達してる人達なので理解出来ないのも頷けます。

次いでイノベーターは商品のプロダクトサイクルでもある様にそれがそのまま当てはまります。

オピニオンリーダーはアーリーアダプター、そしてキャズムという壁を経てマスに到達します。

マス層は、アーリーマジョリティとレイトマジョリティの2つになります。

最後のディスカウンターがラッガードです。

まーこの辺は少し難しいのでそーいう見方があるんだ位に軽く流して下さい。

全体で考えるとファッションに興味、関心が強ければ強い人ほど少なくなっていくのが分かるかと。

ファッションショーとお店に並ぶ商品

先ほどはスマホの登場を例に挙げてスマホが出てから今に至るまでの流行の流れを説明しました。

で、ファッションのスマホに当てはまる物がパリやミラノ、ロンドン、ニューヨークそして東京などで年に2回行われるファッションショーになります。

パリコレとか聞いた事だけならありますよね。

大体シーズンの半年前に開催される物で、メンズで今だとちょうど2017 2018秋冬シーズンが開催されたばかりです。

皆さんお馴染みのグッチやルイヴィトン、プラダといったハイブランドとかラグジュアリーブランドと呼ばれるブランドが集まってショーを開催します。

↓これがショーです。


photo by https://encrypted-tbn3.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRv_EAPQFcQ7HDMK7y9mu-gBPuTh6Wx7jYo8A-8RbGn-doXcQPLsw

ファッションの分かりづらいところは流行の登場がスマホや何かしらの商品、サービスみたいに明確でない事。

色々なブランドがファッションショーを行って、それらのショーで発表された服のデザイン、シルエット、色、素材、小物使い、そしてそれらを合わせたコーディネート提案 からそのシーズン新登場する服や継続中の服、コーディネートの仕方などが分かるようになっています。

ちなみに新登場と表現しましたがもう少し詳しく言うと、過去に登場した服のリニューアルとかバージョンアップみたいな物になります。

過去というのは10~20年前、もっと遡る場合もあります。

このリニューアルがファッションに新しさや、新鮮さをもたらすのです。

『じゃあ10年前の服を着ればいいのでは?』

という考える人もいるかもですが、ショーで発表されるのは過去の服を現代版にリニューアルされているという事です。

10年前の服はあくまで10年前の古い服になります。

話を戻しますと、一般の人はファッションの新登場の服は何か?流行が、継続してる服は何か?なんてほとんど意識してません。

ファッションショーから普通の人がそんな事を読み取れる訳がないんですし、そもそも見てる人もほとんどいませんから。

ただ業界にいる人達は、先ほど言った一連のファッションショーの傾向を読み取って雑誌やネットなどで情報として発信したり、自社の服を作る参考にしたりします。

基本的に世の中のほとんどのアパレル会社がこのショーから何らかの影響を受けて商品開発に入ります。

こういう流れなので洋服のショップに並んでる商品が同じようなデザインなるのです。

このファッションショーからの一連の流れから、あまりにも方向が違うデザインの服が作れないんですよ。

周りが売っている服と違うデザインの服を作るのは売れたら儲かりますが、売れ残ったら大損です。

だからそういう服を作るには大きなリスクが伴ってくるのです。

必然的に同じようなデザインの服が並んでるお店から消費者は服を選ぶ事になります。

そうするとその似たデザインを着る人が増えてきます。

で、着てる人が増えてくる=売れる になるので企業はもっとその服を生産します。

でも去年と全く同じ服作っても、それはそれでお店の鮮度が落ちてきます。

また、同じデザインでも更に売れるには服のどの部分を修正すれば良いのか?を考えて商品を追加生産します。

なので、同じトレンドの服でも時間の経過と共にデザインが少しづつ変わっていきます。

これが商品がマス層に浸透されてきたタイミングです。

同じMA1でも新登場したばかりの物と後からユニクロで出しているMA1はデザインが少し違うのです。

それはファッションの感度に関係していて、ファッションに対しての興味が普通程度の人が取り入れられるデザインに修正が加えられているからなのです。

そしてある一定の所まで商品が売れるとそのまま売上が下がっていきます。

みんな既に購入した同じデザインの服なんて2着も3着も買いません。

そうするとその商品が売れ残り、在庫処分の為の値引きセールが行われます。

これを買うのがピラミッドの最後の層であるディスカウンターになります。

そうなると在庫処分してるくらいなので、このデザインの服は売れなくなってるのが明確なので企業も生産を抑えていきお店からその商品がなくなっていきます。

これが『終わった商品』です。

1つのトレンドのデザインの服の流れを説明しましたが、このサイクルと同時進行で新たなサイクルは生まれています。

そして皆またそれぞれのタイミングで新しいトレンドの服を購入していきます。

そして街で見かける人達の格好も変化していきます。

このサイクルでファッション業界と消費者が回っているので、『終わった服』とはいつまでも同じ服を着続ける事なのです。

デザインにもよりますが、同じ服を着ていられる寿命は最短で3年、長くても5年くらいかなと。

これがザックリですがファッションの流行の大まかな流れです。

トレンドの取り入れ方

で、今度は取り入れる消費者の方の話です。

スマホの例だと、登場して売られてからそれを買う人のタイミングにバラつきがあるのが分かると思います。

ファッションも同じでファッションショーで発表された新登場のデザインの服をいち早く取り入れる人とそうでない人がいます。

それがあのピラミッドの層になるのです。

この新登場の服はいち早く取り入れても周りの人にほとんど理解されません。

さっきも言いましたが登場したてのiphoneを見せられても『ふーん』です。

ファッションもやっぱり同様で『全身最先端のファッションに身を包み』とか言う人を見て全くピンとこないのはこれが理由です。

普通の人が見てもその服が流行の最先端かどうかも分からないので奇抜な服を着た人に見えるだけです。

せいぜい『あれがオシャレ……なのか?』と思われるだけでしょう。

中には 奇抜=ダサい と捉える人もいます。

最先端すぎても理解されないんですよね。

これは個人的な意見ですが、こういう理解されないファッションはオシャレとは言えません。

この辺の意見は人によって分かるれでしょうけど。

トレンドの最先端で人とファッションの差別化を計るのは分かりますが、他方で人に共感される事も必要だと考えているからです。

そうすると、どの格好が共感出来る範囲でその人達はどの位いるのか?というふうに細かくなっていきますがキリがありません。

普通の人は自分の周囲の人達を基準と考えるので十分です。

そこで、トレンドをどのタイミングでどのように取り入れるか?がオシャレなのかを簡単に説明します。

まずタイミングですがこれはファッションショーを見たりする必要もなく単純です。

先ほどのピラミッドにあるファッション感度がちょっと高い人向けのお店で服を購入する事です。

こちらがその図です

 

ファッション感度の高い店は矢印の下に行くほど高くなっています。

なので自分が今、主に買い物してるショップよりも1つ上のカテゴリーで買うのがちょうど良いバランスになります。

このバランスとは取り入れ方に関係しています。

先ほども言いましたが全身最先端のファッションでは理解出来る人がほとんどいません。

なのでコーディネートの一部で十分です。

コーディネートの一部であれば他人が見た時に理解出来る範囲内でかつちょっと人と違うコーディネートというバランスになります。

このバランスなら理解不能な訳でもなく人と同じでもないちょうど良いバランスになります。

これは前回の記事でも当てはまる事です。

前回の記事

オシャレで大人っぽく!!30代の為のおすすめメンズファッションブランドと賢い買い物のポイントとは

この記事の内容を簡単に説明すると、アウターとシューズにちょっとお金をかけてインナーとパンツはコスパでコーディネートがオススメと書いてます。

そして、それに対応するお店を紹介してます。

つまりこの買い物の仕方をすれば出費を必要最小限に抑えて更にトレンドも少し取り入れてるオシャレなコーディネートになる

という事です。

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