今日はセレクトショップやハイブランドと呼ばれるブランド物を扱うオシャレなお店が入りづらいという事についてです。
よく耳にするのが
『オシャレな人しか入れない』
『店員がオシャレすぎて抵抗がある』
『オシャレじゃない自分は入っていいのか?』
『敷居が高い』
みたいな事を聞きます。それにしても敷居が高いって・・
まあ確かに一度も入った事の無い人からしたらオシャレなイメージが先行してそういうふうに敬遠しがちですが
そんな事はないという事を自身の暗黒の経験(笑)と共にお話します。
ファッションセンスゼロ とにかくダサかった・・
僕自身プロフィールにも記載してますが昔、ほとんど洋服の知識ゼロの状態でアパレルの販売員になったのでとにかく服装をオシャレにしなければと必死でした。
色々なファッション、アパレル関係の会社の面接落ち待っくてやっと採用されたのですが理由は『ダサいけどやる気はありそうだから』という事で当時の社長に拾われた格好でした。
ちなみに面接当日に採用が決まったのですが『髪型もあまりにもダサすぎるから取り敢えずココで髪切ってもう一回戻ってきて』とその日に美容室で髪をカットさせられる位そーとなレベルです(笑)
そんなこんなでショップの店頭に立ったのですが当然のごとく当時はお客さんよりもダサかったので仕事にならずとにかく服装を変えなければと大変でした。
多分、当時は今このブログを見られている方々以下のファッションセンスだったと思います。
なので冒頭であった『オシャレなセレクトショップみたいなお店は入りづらい』という気持ちはよーくよーく分かります。
僕もそうだったので。
しかし僕は仕事としてオシャレにならなければならず何より自分をダサいと言ってたヤツら全員見返したいという悔しい気持ちがあったので色々考えて何とかお店に入ってオシャレな服を買わなければと考えました。
考えた結果、皆が認めるファッション界の最高峰の物を身に付けて着こなすという事を思いつきました。
とにかく何がオシャレなのかもよく分からない状態だったのでそれが1番オシャレになって周囲の奴らをごぼう抜きするのが近道だなと。
日本一のラーメン屋を目指すのに今現在日本一のラーメンはどんな味でどんなラーメンなのか実際食べて把握しなければ日本一は目指せませんよね。
そんな感じです。
それじゃファッション界の最高峰って何?って事ですが
当時はハイブランドというパリやミラノで行われるファッションショーを自分のブランドで行ってるブランドという物がそれでした。
しかし当然のごとく当時の僕はそのファッションショーが掲載されているファッション誌を見てもチンプンカンプンで何がどう凄いのか全く分かりません。
困ってたところ同じ時期にあったメンズノンノという雑誌に『トップスタイリストが今季狙ってる物』なる記事を見つけました
そこに僕が今でも物凄く尊敬し憧れている祐真朋樹さんという日本のファッション業界の重鎮の方が『コレクションで付けてたグッチのベルトがカッコイイ』というコメントをしてるのを見つけました。
当時は祐真さんがどれだけ凄い人かは分かりませんでしたがコレだ!!まるパクリしようと決めました。
ハイブランドの洋服は高すぎて手が届かないけどベルトだったら何とかなるのでは?と。
何より雑誌に出てる人が欲しいと言ってる位だからよく分かんないけどオシャレな物に違いないと。
完全な余談ですがコチラが当時のベルト
そしてこのベルト偶然にも10年の時を経て復活してました。
これがグッチの2015、2016秋冬コレクションのスナップです。
© Carlin.Inc – Fashion Press | www.fashion-press.net
ほぼ一緒ですね。まあグッチのアイコン的なアイテムだからでしょう。あとレディースも同様にあります。
ちなみにブログでは全身ブランドがダサいだのブランドアイコンベルトは仮面ライダーだの言ってますがこのベルト今は使用してません。
あとショーで使われた物は基本的はそのシーズンしか販売していないので似たような物は年中売ってますがこれの販売はその当時と今シーズンのみです。
今は思い出の品として残ってる物です。
思い切って入店
そこから覚悟を決めて電車で3時間かけて都内に田舎者丸出しの格好で出かけた訳なのですが・・
買い物でチョイスしたお店は今も忘れられないのですが表参道にあるグッチ青山店。
とにかくお店に着いた時の外観にかなり驚かされ滅茶苦茶お店の中に入るのを躊躇しました。
青山店の外観なのですが行った時ある人は分かると思うのですが表参道の道沿いにお店はあるのですが道とお店の入口までのスペースが結構広くて何かお金持ちの庭みたいな印象なんですよね。
建物も大理石のような石段のビルでとにかく高級感が半端ない。
そして一番驚かされたのがドアマンの存在。
今でこそ高級店のお店の入口は当たり前なのでしょが当時田舎者の僕はそれが衝撃的で
『も、門番がいる・・あれは何だ?もしかして俺のようなダサい田舎者をチェックして入らせない様にする為なのか?』
などとアホな想像を働かせてました。
そしてアホな僕はしばらく物陰に隠れて入口から入っていくお客さんを遠目で観察する事にしました。
『何か会員証の様な物を門番に見せるシステムなのか?』
TSUTAYAじゃないんだしアホが物陰から遠目でグッチのお店の入口を観察しています。
今だったら怪しさ満点、多分職務質問ものでしょう。
しばらくしてお客さんらしき人達は特別何も提示する事なく門番の入口を入っていくのを見て会員証は無しでも入れるかもと思い始めました。
もし門番に止められたら父に会員証を借りてくるのを忘れたというワケの分からない言い訳を考えながら思い切って門番に近づきました。
『いらっしゃいませ』
と一声かけられ普通にドアを開けてくれ中に入る事が出来ました。
お店の中に入っても皆ショップの店員さんは笑顔で挨拶してくれた事に物凄く感動して泣きそうになりました。
お客様商売では普通の事ですけど。
自分の思い込み
まあそんなこんなで無事に目的の物は買えました。
やっぱりそこで思った事はお店側からしてみれば大切なお客さんの一人なので丁重に迎えるのは当たり前の事なんだなと。
自分はオシャレじゃないからとか敷居が高いとかはただの自分の中の思い込みなんだなーと。
結果当時の僕は周囲の人達からそのベルトを褒められてわずかながら自信をつける事が出来ました。
僕が言いたいことは自分の思い込みでオシャレなショップとかに入らないのはもったいないなーという事です。
今は色々なお店があって必ずしもそういうお店に足を運ぶ必要はないのですが一度その場所や服に触れれば普段とはちがう雰囲気や感覚が体験、体感出来ます。
そしてその感覚を体感すれば今までとは違う自分の感覚が意識となります。
考えてみてください。
メチャクチャ入りづらいお店だったけど頑張って入ってしかもそこのお店の商品を値段はそこそこしたけど買いました。
そしたらその服をどうやったらよく着れるか考えますよね。
そんだけ苦労してお金かけた物なんですから。
それが゛意識゛です。
僕もこの意識のおかげで何とかその後まともに店頭に立ってお客様に自信をもって服を勧められるショップ店員になりました。
皆さんも勇気を持って今まで行ったことのないようなお店に足を踏み入れてみて下さい。
その意識が今までとは違う自分にしてくれます。必ず
ちなみに僕のおもしろ黒歴史はコチラにも書いています。
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