今日はファッションの評価の考え方の指標を5段階に分けて考えて解説し、更にそれを料理に例えて説明するという訳の分からない事を思い付いたので書いてみました。
思い付くままに書いてみましたが意外とまとまったのでビックリしてます。
あの人はオシャレとかアイツはダサいとかという個人のファッションの評価って分かりにくいとこありますよね。
なのでこうやって大ざっぱですが数字で分けて考えると少しは理解してもらえるかなと。
ファッションの評価基準
5段階を解説する前に説明しときたいのが『ファッションの捉え方や評価は見る人によって違うだろ』いうツッコミに関して。
確かにその通りです。
例えば同じオシャレでも僕のようなファッションに関わる人とそれ以外の人達では捉え方や評価はやはり違ってきます。
この辺りはファッションの感覚と言われがちですが僕の感覚としてはどれだけ幅広く長い時間ファッションに関わったか?が1つ指針になるのかなと考えてます。
例外もありますが。
その考え方をベースに今回の評価の基準というか目線ですね、それを設定すると
普段は仕事で着用が義務付けられてるスーツや作業着。
休みの日は私服。
服は年に1~2回多くて3回買う
といった一般的なごくごく普通な社会人男性から見たファッションの評価になります。
自分の周りの人を思い浮かべて下さい。
ファッション?友達の◎も△もまーフツーだろ。
あ、でも大学生の妹の彼氏はオシャレかな?
つてな感じの目線での評価です。
要するにこれを読んでるあなたに限りなく近い目線からみたオシャレとかダサいです。
最初から言えよって長い話ですみません。
ファッション5段階評価の解説
各カテゴリーの面積が対応する人の人数になります。
各カテゴリーを解説していきます。
ズレてる人
ここが一番ダサいカテゴリーになります。
自分がオシャレを意図してその服を着たりコーディネートしてるのがズレてしまってる人です。
意図してる分、無関心の人よりもタチが悪く周りの人もそのズレを指摘する事が出来ません。
主なズレの要因は
服のコーディネートを頭から靴まで全身で考えていない。
自分が見た事もない個性的な服=オシャレな服 を着る事がオシャレと思ってる
昔流行した服を今も同様と考えて着続けている
と言ったとこです。
明るい色を極端に沢山取り入れてたり、好きな服や靴をそのまま一緒に全て取り入れてたりといったバランスの悪さが目につく人です。
ただ意図してるという事から服に関心がある人なので、ズレに気付けば普通になったり一気にオシャレになれる可能性は高いです。
無関心な人
これは読んだそのままの文字通り関心が無い人。
周囲の目を気にしない、他人(友人は除く)に関心が無い人。
極端なデザインの個性的な服を着てる人はほとんどいませんが、服のサイズが大きかったり、ずっーと同じ服を着てるからの服装が古くさい感があります。
元々ファッションに関心が無いので、興味が湧かなかった場合ずっとこのままの状態です。
普通な人
一番多いカテゴリーです。
それだけに色々な人がいます。
服装に関して特に強い興味、関心は無いけれど、人と会う時は最低限の身だしなみとしてと考えてる人もいれば、興味はあってオシャレしたいけど最終的にはいつもと同じ様な服を選んでしまう人など。
周りの人の目線を考慮しているので服装コーディネートがそこまでおかしい人はいません。
その反面、服装で特別相手に印象を与えるという事もありません。
可もなく不可もない、良い意味でベーシック悪い意味で無難。
オシャレに興味ある人が踏みとどまる理由は一歩間違うとズレてる人のカテゴリーに行ってしまう事を知ってるから。
周りの人にへの配慮や気配りの影響が良くも悪くも出てしまっています。
オシャレな人
一言で言えば ファッションで違いを創れる人
ズレてる人との差はこの゛違い゛が周囲に共感を与える事。
ズレてる人は違いはあるけど共感はされません。
オシャレな人は初対面の人に心理学で言うハロー効果を与える事が出来ます。
ハロー効果とは簡単に言うと相手を評価する時にその人の特徴がその評価に大きく影響を及ぼすという事。
初対面のオシャレな人を見て
モテそうだ とか 遊んでそう といった評価はハロー効果による物。
オシャレという特徴が良くも悪くも相手の評価に影響を及ぼします。
オシャレ自体がポジティブな評価でもあるので、ほとんどポジティブな印象ですが、中にはネガティブに捉える人もいるという事です。
オシャレすぎる人
洋服への関心が強すぎるあまり常人では理解出来ない領域に達してる人達です。
最近ではファッションオタク略してファオタとも言われます。
周囲の感想としてはよく分からないというのがほとんど。
この領域の人達は自分が認めてる人達意外の周囲の評価は全く気にしていません。
バカと天才は紙一重と言いますがオシャレすぎる人とズレてる人も同じ事が言えます。
あ、物の例えでその人をバカと言ってる訳ではありませんからね。
という事で一般人からすればオシャレすぎる人はある意味ズレてる人と同じ様に見られています。
ズレてる人の違いは服装の違いが周囲の人達に理解や共感がえられないという事を本人が自覚してるという事。
ファッション評価を料理で例えてみる
料理というのはラーメンとか味噌汁といった個別の物ではなく料理の仕方、提供方法になります。
そのファッションの人が料理を作って相手に出すとしてどんな料理の仕方で出すのか?です。
出された方の気持ちを考えるという物です。
なぜそんな例えを考えたかと言うと、ファッションの場合周囲の評価がとても分かりにくいからです。
だって目の前の人に『あなたダサいですね』とは言えないでしょ
評価と言われてもピンとこないと思います。
だから自分のファッションの影響なんてほとんど考えないですよね。
でも服装は礼儀という言葉があるように、一緒にいる人や周りの人に対して不快な思いをさせてしまっている可能性もゼロではないのです。
なので料理の提供の仕方での例えを思い付いたらピンときたという事です。
ズレてる人=味覚がズレてる人
どんな料理にもマヨネーズをかけて食べる人マヨラー。
異常な程に辛い物好きで七味唐辛子、タバスコの量がハンパない人。
そんな感じの人達なんで、相手に振る舞う料理も自分好みで自分が美味しいと思うものは相手も美味しいだろうという考えの元で出されます。
納豆に生クリーム 辛すぎてもはや痛いカレー。
出した本人は大好きですから何の問題もありませんが出された方はたまったモンじゃありません。
しかも本人良かれと思って出してますのでこちらとしては文句も言いづらい。
ズレてるファッションの方は周囲にこんな思いをさせてしまってます。
無関心な人=仕上がりに無関心な人
photo by Downsize Me
そもそも料理なんてしないし、作らなきゃならいなら作るよでも味とか知らないからね的な。
テレビでレシピの分からない一般の人に料理させる企画ありますよね。
仕上がりがとんでもない料理なヤツが出てくるアレです。
見てる分には面白いんですけどね。
出された方はたまったモンじやありません。
作るならせめて相手が出された料理を食べられる程度の関心は持って欲しいです。
ファッション無関心な人は周りの人にこんなふうに思われてます。
普通な人=美味しく頂きました。
レシピ通りで特別な驚きなどはないけど普通に美味しく頂けます。
やはり相手に差し出すからには美味しく食べてもらいたいと配慮がありますのでクックパッド見ながらでも作ります。
でも『美味しかったかな?』とやっぱり仕上がった料理の味は気になるし心配です。
そこは相手も自分の為に作ってくれたからと多少好みの味付けと違ってても問題ありません。
普通の格好の人は周囲の人の視線や配慮を感じ取れるので、相手にファッションで不快な思いをさせる事もありません。
社会人で20代の後半位にはこうなってて欲しいです。
オシャレすぎる人=高価で希少な料理、珍料理など
要するにこの記事でいう一般の人が普段日常的に毎日食べるような物ではない料理など。
例えばキャビアなんかは高価な物と言われてますが初めて食べた時は
これがキャビア・・美味しい・・のか・・?
みたいな感想で正直美味しいかどうかよく分からなかった記憶があります。
普段美味しい物を日常的に食べている人達は、その分舌が肥えているので他の人達とは違った味覚の感覚になります。
それは限られた極一部の人達なのでやはり他の人達とは食べる料理の味わい方が異なるという事です。
オシャレすぎる人も同様で理解できるのは限られた極一部の人達です。
普通の人の感想はやはりよく分からないです。
オシャレな人=創作料理
最後に持ってきたのはこれを言いたかったからで、半分ふざけた内容の中でこれだけは真面目に言いたかったからです。
これを言いたくて記事を書いたような物です。
創作料理とは、作り方が既にある料理ではなく材料や調理方法を自分で考えて作るオリジナルの料理です。
材料もキャビアなどの特別な物ではなく、街のスーパーや八百屋で売られている様なごく一般的な物です。
つまり材料の組み合わせ方や調理方法を工夫して作る料理になります。
こう言うと料理のプロが作る特別な料理だと思われがちですが、一般の方が普通にクックパッドに投稿しています。
そしてオシャレな人がまさにこの創作料理のコーディネートなのです。
今の世の中は、何を着るのではなく どう着るか?着こなすか? です。
一昔前だとブランド服=オシャレという構図でしたが、今は時代の流れによってその構図は確実に薄れています。
特に生まれた時から安価な良品に囲まれて生活してきた若い世代の人達は、高価なブランドにそれ程価値を見出してはいません。
創作料理のコーディネートとは服と服の組み合わせを工夫する事です。
組み合わせる1つ1つの服は奇抜なデザインの物でも高価なブランド物でもなく普通に誰もが見慣れている物です。
見慣れている服と組み合わせ方の工夫が共感と違いを感じさせるのです。
知恵と閃きを感じさせる服の組み合わせはクリエイティブです。
だからオシャレに見えるのです。
オシャレなのは限られた極一部のファッションエリートのみと思われがちですがそうではありません。
重複しますが組み合わせる服は手の届かない物でもなく皆さんが日常的に使っている服だからです。
使っている服の組み合わせはいつも同じコーディネートではありませんか?
その組み合わせを少し変えたり工夫するだけです。
料理と同じで、基本的な事を学べば誰でも簡単に工夫出来る様になれます。
という事で最後は真面目に締めました。