今年も宜しくお願いします。
年が明けて皆さんお仕事も始まったかと思います。
のタイミングでの新年のご挨拶なのでいまさら感満載です。
新年の一回目という事で今回は2017年のメンズの流行をテーマにサラッと書いてみようと思います。
2017年流行るアクセサリーとは?
先日こんな記事をみました。
記事の内容はアクセサリーのチョーカーがメンズで流行るかもよ!!っていう内容。
チョーカーって何?
という方もいらっしゃるのでまずはその説明から。
チョーカーとは首に付けるアクセサリーの事でネックレスのような物です。
チョークが 首を締める、窒息させる の意味でネックレスとの違いは首にピッタリと巻き付いてるデザインの物です。
首に巻いてるコレ。
photo by http://www.fashionsnap.com/
でこれが2017年はくるのか?って話です。
実はチョーカーは去年の秋冬からレディースで流行になっていました。
photo byhttp://zozo.jp/shop/studious/goods-sale/14802289/?did=31818777
意外かもしれませんが流行の流れでレディースからメンズに流れてくる服やデザインというのはわりとスタンダードです。
例えばレディースで流行中のガウチョパンツやワイドパンツ
photo by https://4yuuu.com/articles/view/176896
これは2015年の物を引用しました。
からの
メンズのワイドパンツ
レディースが最初に流行り始めたのが2年位前です。
じゃあメンズは?と言えば実は流行りと言えるまで至っていないというのが現状。
ファッション好きな人は持ってます程度です。
ワイドパンツは着こなしが結構難しいですからね。
女性は男性に比べて実は変化に柔軟な脳の造りなんですよね。
任侠映画で普通なOLとヤクザのカップルはなんとなく想像出来るじゃないですか。
でも普通なサラリーマンと極道の妻の組み合わせはちょっと考えられない。
女性はそういう境遇や環境の変化に直ぐに順応出来る面があるんですよね。
なんでファッションの流行の変化も直ぐに察知して順応出来るんです。
順応のスピードは個人差ありますが、男に比べたら雲泥の差です。
あとは購買層がレディースの方がメンズに比べると圧倒的に多いです。
この2つの理由がレディースとメンズの流行浸透スピードの差です。
ワイドパンツもユニクロが出し始めたら違うかもですが…多分中途半端な形になりそーな予感。
コレクションなどを手掛けるブランドのデザイナーはレディース、メンズ兼任がほとんど。
そう考えるとファッションのレディース、メンズは全く別物ではなく繋がりがある物なのです。
チョーカーよりも・・?
で、チョーカー。
さっきの画像もそうですが女の子が付けると可愛らしいですね。
じゃあメンズは?と言うとぶっちゃけかなり似合う人が限られるデザインだなというのが僕の意見です。
このチョーカーというアクセサリーはフェミニンなイメージ。
フェミニンとは女性らしいという意味やイメージの事。
だから似合うのは中性的な顔立ちの男子、いわゆるジェンダー男子って人達です。
この方達はこのチョーカーは間違いなく似合うし既にチョーカーを付けてる人もいるかもしれません。
なんでこの人達が生息してる原宿界隈から若い人達に火がつく可能性はあります。
じゃあ僕みたいな30代のオッサンがというと
微妙…
これをこのまま付けるにはちょっと抵抗がありますね。
30代のオッサンがチョーカー付けてチョーカー付けてる女子と会った時を想像すると露骨に嫌な顔をされる絵しか浮かびません。
じゃあ流行らないか?といば全くそうでもないかなと。
ちょっと2017年の春夏コレクションを見直してみました。
首もとに注目してみたのですが確かにどのブランドもチョーカーやネックレスなどのアクセサリーは提案されてます。
ちなみにさっきの2つは2017年メンズのルイ ヴィトン コレクション。
ただ 僕が気になったのはアクセサリーもそうですがTシャツなどのインナーの首もと。
エンポリオアルマーニー
photo by http://www.vogue.co.jp/
グッチ
photo by http://www.vogue.co.jp/
首もとが空いているデザインのTシャツやインナーが目に付きました。
ここ最近はクルーネックと喚ばれる丸首の襟のデザインが主でした。
が
photo by http://www.vogue.co.jp/
これはUネックのデザインです。
Uネックとは首もとが少し空いているUの字のデザインの物です。
ジバンシィ
photo by http://www.vogue.co.jp/
これはインナーにタンクトップ
チョーカーが流行るよりもまずはこっちのデザインのTシャツやインナーが来そうな予感です。
からのちょっと首もと空いて寂しいからアクセサリーかなと。
首もとピッタリのチョーカーよりはちょっとだけ首もとにゆとりがあるネックレスのようなデザインならちょうど良いのかなと。
こんな感じ。
ポールスミス
photo by http://www.vogue.co.jp/
これなら首元ピッチピチのチョーカーよりは難易度がグッと下がって30代のオッサンでも取り入れ易くなりそーかなと。
流行るとしたらコッチかな。
という事で流れ的には
チョーカーを付けるジェンダー男子
↓
原宿に集まってるファッショニスタな若者
↓
オッサンはチョーカーはキツいかな
↓
首もとが少しゆるっとしたUネックなどのTシャツやインナーならアリだよね
↓
首もとが寂しいからネックレス。
みたいなとこですかね。
メンズのワイドパンツの浸透具合を考えるとこの流れは今年の春頃から来年の夏かけてって流れですかね。
昔はファッション系のメディアが流行を発信してそれが全てみたいな流れでみんな取り入れてた部分あります。
受け取る側も素直にそれが流行でオシャレならって取り入れてた部分ありますし。
でも、今は受け取る側の価値観も多様化してきています。
ファッションを発信する側の一方通行の流れではなく受け取る側の受け取り方も考慮していかないと流行を予想するのは難しくなっています。
そういう意味でこういうマーケッター的な予測の仕方は面白いなと。
発信する側も『今年はコレでしょ(ドヤッ!!)』
みたいなんじゃなく受け取る側の視点で考えるマーケット感覚がこの先ますます必要になりそーな。
でも自分が想像もつかないようなクリエイティブな部分もやっぱり必要で。
完全に矛盾してますけど。
本当にファッションを発信する側からすると難しい時代だなと感じます。